今日はボディ材の罫書きとザグリ加工をします。
↓前回作業
今回ボディに使うアルダー材。
ストックのある材の中から重めの材を選びました。
ボディ材に罫書きをします。
センターラインは接着面で取ればOK。
ピックアップ、コントロール、ジャックの形も罫書いておきます。
ブリッジは、ネックをセットしてスケールエンドを出さない正確なの位置がわからないので、この時点では罫書きは不要です。
ウエストを切断する際にまず切れ込みを入れるので、両方のウエスト部分に3本加工線を引いておきます。
写真はないですが、バンドソーで加工線に沿って粗加工しました。
粗加工したらエコノミーサンダーで仕上げ線手前まで削ります。
仕上げ線が消えてしまうと削りすぎなので、仕上げ線のギリギリ手前まで削るのが理想。
ホーン部分はネックポケット加工時に必要なので切断せずに残しておきます。
ピックアップとコントロール、ジャックをザグる前に肉抜きをします。
目分量でボール盤で開けていってもいいのですが、罫書きしておくと失敗しにくいです。
Φ14で罫書き。
仕上がりのザグリの深さ+2mm浅い深さで肉抜きします。
ピックアップとコントロールでザグリの深さが違うので注意。
ピックアップの仕上がりの深さは20mmなので、肉抜きは18mm。
コントロールとジャックの仕上がりの深さは37mmなので、肉抜きは35mm。
ビットの先端がボディにギリギリ刺さらない位置(ビットの先端が0地点)で深さを設置します。
肉抜きはできたものの、集合体恐怖症の自分にはちょっと辛い見た目。
次はネックポケットをザグリます。
セットネックなので、ネックプレートを置ける、かつ広さが必要です。
図面ではジョイント部分からネックエンドまで63.5mmで設計していましたが、それだと狭いので、70.0mmくらいはほしいところ。
なので、ネックポケットの位置をボディエンド側に少し伸ばしました。
そうなるとフロントピックアップとネックエンドの距離が近すぎるので、2mmボディエンド側にずらしました。
青い線が修正後のザグリ位置です。
ネックポケットの位置が決まったので、ネックにセンター確認治具を貼り、ボディ材のセンターと合わせます。
センターを合わせたら、ネックエンドの形に沿ってボディに罫書きをします。
ネックポケットも肉抜き(Φ14のビット)。
ネックポケットの深さが17mmなので、-2mmの15mmで掘りました。
ネックポケットは三角形の治具を貼ってルーターで掘ります。
深さは17mmに設定。
加工線は仕上げ線から2mm外側に罫書きしています。
シャーペンの太さを考慮する必要があるので、仕上げ線は加工線の真ん中から2mmの位置に罫書き。
治具は、再度スケールで確認しながら、加工線がギリギリ隠れるくらいの位置にを貼ります。
狭く掘れる分には後で修正できますが、広く掘ってしまうと修正が難しいので、慎重にセッティング。
一気に掘るのでなく、まず0.5mmくらい掘ってみて、仕上げ線ぴったりに掘れているか確認します。
試し堀りにしては深くなってしまいましたが、ザグリ位置は問題なさそうです。
センター確認治具を貼ったネックをネックポケットに合わせて、ネックがボディに対して垂直になっているかも確認しておきます。
ネックポケットにきっちりはハマりませんが(逆にすっぽりハマったら広く掘れすぎ)、ネックポケットに合わせて確認。
そのまま17mmまで掘り進めました。
ノギスで確認したところ、17mmぴったり。
ネックをギュッと押し込んだら入る程度のキツさがあるので、これでOKです。
今日はここまで。