タッチアップ(ギター)とは・意味
「タッチアップ」は、塗装面の傷や割れ、剥がれといった箇所を目立たなくするための部分塗装のこと。修理した部分を目立たなくする場合にも用いられる。
塗装用語の一つで、ギターの専門用語というわけではない。「リタッチ」「レタッチ」とも言う。
必要な部分にスプレーガンや筆などを用いて塗装を施し、研磨して仕上げる。色を合わせた塗料を作るのが難しい。
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今日はギター修理の中でもやや異質な作業、塗装のタッチアップ修理の様子をご覧ください。ギター塗装は綺麗ですから、それを治すのも中々手間がかかります。技術とセンスが重要です。https://t.co/g9awJaD1If pic.twitter.com/ibDkH9nMib— Y.O.S.ギター工房 (@YOSguitars) December 11, 2016
複雑な塗装であるほど難易度は高く、アコースティックギターなど木目のあるギターの場合、筆で木目を描くことになるため、木材の種類や特徴をよく理解している必要もある。
ぶつけてできてしまったギターのキズ…気になる方にはこんな修理方法がありますよ!
【過去の島村楽器公式ブログ】ルシアー駒木のギターよもやま話 その33「タッチアップ!!」 - https://t.co/f03QCADvyI pic.twitter.com/G86zhKUn9k
— 島村楽器 (@shimamuramusic) August 10, 2018
自分でもできるタッチアップ
複雑な塗装の場合はリペア工房等に依頼するのが無難だが、単色のシンプルな塗装の場合であれば、自力で補修することもできる。
Freedom Custom Guitar「Nitrocellulose Lacquer」
日本のギターメーカー『フリーダム・カスタム・ギター』から発売されている通称「タッチアップラッカー」。ラッカー塗装の傷や打痕を簡単に補修することができる。
ラッカー塗装のセミアコ、基本的にハードケース移動なのですが、ハードケース内装の劣化が進んでネックの塗装が削れてた。木部むき出しは嫌なんでフリーダムのタッチアップラッカー使ったけど、いいねこれ。もうちょっと重ねて研磨すれば目立たなくなりそう。まぁ、メインだからこのままだけどね。 pic.twitter.com/d22bCvwIsK
— ゆーじろっく (@yuzirock) September 27, 2018
車用タッチアップペン
自動車の塗装補修によく用いられる「タッチアップペン」を、ギターに用いるという方法もある。
様々なカラーが発売されてはいるものの、自分のギターと全く同じ色を見つけるのは難しい。ラッカー塗装には適していない点も注意が必要。目立たない部分をちょっと修復する程度なら手軽。