ギタークラフト

【4作目】フレットエッジ加工、ボディ材に罫書き:ギタークラフト学校日誌(197)

ギターボディ材とネック材を合わせてネックポケットの位置を確認

今日はボディ材の罫書きとザグリ加工をします。

↓前回作業

https://guitar-concierge.com/guitar-craft/diary-196/

今回ボディに使うアルダー材。
ストックのある材の中から重めの材を選びました。
ギターボディ用のアルダー材

反対の面。
ギターボディ用のアルダー材

木口。2プライです。
ギターボディ用のアルダー材の木口

GはGuitarのG。
ギターボディ用のアルダー材の木口

ボディ材に罫書きをします。
センターラインは接着面で取ればOK。
ギターボディ用のアルダー材に引いたセンターライン

図面から外形を写します。
ギターボディ用のアルダー材に形を罫書き

仕上げ線の2mm外側に加工線を罫書き。
ギターボディ用のアルダー材に形を罫書き

ピックアップ、コントロール、ジャックの形も罫書いておきます。
ブリッジは、ネックをセットしてスケールエンドを出さない正確なの位置がわからないので、この時点では罫書きは不要です。
ウエストを切断する際にまず切れ込みを入れるので、両方のウエスト部分に3本加工線を引いておきます。
ギターボディ用のアルダー材にピックアップの形状を罫書き

写真はないですが、バンドソーで加工線に沿って粗加工しました。
粗加工したらエコノミーサンダーで仕上げ線手前まで削ります。
仕上げ線が消えてしまうと削りすぎなので、仕上げ線のギリギリ手前まで削るのが理想。
ギターボディをエコノミーサンダーで加工

ホーン部分はネックポケット加工時に必要なので切断せずに残しておきます。
外周の仕上げ線まで削ったギターボディ

ピックアップとコントロール、ジャックをザグる前に肉抜きをします。
目分量でボール盤で開けていってもいいのですが、罫書きしておくと失敗しにくいです。
Φ14で罫書き。
ピックアップザグリの肉抜き用の罫書き

仕上がりのザグリの深さ+2mm浅い深さで肉抜きします。
ピックアップとコントロールでザグリの深さが違うので注意。
ピックアップの仕上がりの深さは20mmなので、肉抜きは18mm。
コントロールとジャックの仕上がりの深さは37mmなので、肉抜きは35mm。
ビットの先端がボディにギリギリ刺さらない位置(ビットの先端が0地点)で深さを設置します。
ピックアップザグリをボール盤で肉抜き

穴が重なるように肉抜きしていきます。
ピックアップザグリをボール盤で肉抜き

肉抜きはできたものの、集合体恐怖症の自分にはちょっと辛い見た目。
ピックアップザグリをボール盤で肉抜き

次はネックポケットをザグリます。

セットネックなので、ネックプレートを置ける、かつ広さが必要です。
図面ではジョイント部分からネックエンドまで63.5mmで設計していましたが、それだと狭いので、70.0mmくらいはほしいところ。
ギターネック裏にプレートを置く

なので、ネックポケットの位置をボディエンド側に少し伸ばしました。
そうなるとフロントピックアップとネックエンドの距離が近すぎるので、2mmボディエンド側にずらしました。
青い線が修正後のザグリ位置です。
ギターボディにネックポケットの位置を罫書き

ネックポケットの位置が決まったので、ネックにセンター確認治具を貼り、ボディ材のセンターと合わせます。
センターを合わせたら、ネックエンドの形に沿ってボディに罫書きをします。
ギターボディ材とネック材を合わせてネックポケットの位置を確認

先輩に落書きされた謎のクマ…
ギターボディのネックポケットの罫書き

ネックポケットも肉抜き(Φ14のビット)。
ネックポケットの深さが17mmなので、-2mmの15mmで掘りました。
ギターボディのネックポケットを肉抜き

ネックポケットは三角形の治具を貼ってルーターで掘ります。
深さは17mmに設定。
加工線は仕上げ線から2mm外側に罫書きしています。
シャーペンの太さを考慮する必要があるので、仕上げ線は加工線の真ん中から2mmの位置に罫書き。
治具は、再度スケールで確認しながら、加工線がギリギリ隠れるくらいの位置にを貼ります。
狭く掘れる分には後で修正できますが、広く掘ってしまうと修正が難しいので、慎重にセッティング。
ギターボディのネックポケットをルーターで削る準備

一気に掘るのでなく、まず0.5mmくらい掘ってみて、仕上げ線ぴったりに掘れているか確認します。
試し堀りにしては深くなってしまいましたが、ザグリ位置は問題なさそうです。
ギターボディのネックポケットをルーターで試し掘りしたところ

センター確認治具を貼ったネックをネックポケットに合わせて、ネックがボディに対して垂直になっているかも確認しておきます。
ギターボディ材とネック材を合わせてネックポケットの位置を確認

ネックポケットにきっちりはハマりませんが(逆にすっぽりハマったら広く掘れすぎ)、ネックポケットに合わせて確認。
ギターボディ材とネック材を合わせてネックポケットの位置を確認

そのまま17mmまで掘り進めました。
ノギスで確認したところ、17mmぴったり。
ギターボディのネックポケットの深さをノギスで確認

ネックをギュッと押し込んだら入る程度のキツさがあるので、これでOKです。
ギターボディ材とネック材を合わせてネックポケットの位置を確認

今日はここまで。

ABOUT ME
稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中
└ギター製作の経験をほぼ毎日日記で更新
ギタークラフト製作日記

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
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