今日は指板接着をします。
↓前回作業
指板接着の前に、トラスロッドを順反り方向に回せるように、指板接着面を削ります。
逆反り方向に少しトラスロッドを回し、その状態で指板接着面を平面に削ることで、ロッドの順反り方向への回ししろができます。
ただし、必ずしも逆反り方向にロッドを回せばよいわけではありません。
目的はロッドの順反り方向への回ししろを作ることなので、ネックの反りの状態を見て判断します。
今回は指板面が反りのない平面の状態だったので、トラスロッドを逆反り方向に回して逆反りにしました。
スケールを当てて確認する際は、ネックのどちらか一方にスケールをぴったりとくっつけて反対方向の隙間を見ます。
今回は1周くらい逆反り方向にロッドを回しました。
これで指板接着面が反った状態になったので、反った部分を豆平鉋で削って平面にします。
豆平鉋だけで完全に平面にするのは難しいので、ある程度平面になったら、エコノミーサンダーで仕上げます。
では指板接着をします。
指板接着面を削ったときにセンターラインが消えたので引き直します(埋め木の中心でセンターラインを取る) 。
0フレットの位置も罫書き直し、指板のヘッド側とエンド側にセンターを罫書きします。
とその前に、今回はヒサシありの指板にするので、指板接着前にネックエンドを寸法通りに切断しておきます。
というわけでネックエンドをエコノミーサンダーで切断。
接着をする前に、ネックの指板接着面と指板側の接着面を濡れ雑巾で拭いてゴミを取り除きます。
指板側の接着面に木工用ボンドを塗って接着。
Fクランプを6本使って固定。
横方向はセンターラインを合わせます。
当て木にもセンターラインが書いてあるので、それも合わせます。
エンド側も中心ラインを合わせます。
写真ではズレてますが、このあとめちゃめちゃ合わせました。
濡れ雑巾ではみ出た木工用ボンドを拭き取ったら完了。
1日置いて乾燥させます。
今日はここまで。