サンバーストとは・意味
「サンバースト」は、塗装の種類の一つ。
中央から外側に向かってグラデーション状に色が濃くなっていく塗装のこと。黒や茶色にフェードしていくカラーが一般的。
2色によるグラデーションを「2トーンサンバースト(2カラーサンバースト)」、3色のものを「3トーンサンバースト(3カラーサンバースト)」と呼ぶ。
英語で「sunburst」は「(雲間をついて現れる)強い日差し」を意味する。中央の明るい部分を日差し、外側の暗い部分を雲になぞらえたネーミングと考えられる。
2トーンサンバースト(2カラーサンバースト)
3トーンサンバースト(3カラーサンバースト)
サンバースト塗装の様子
様々なサンバースト
一口に「サンバースト」と言っても、数多くのカラーが存在している。
チェリーサンバースト
黄色から赤へとバーストしていくチェリーサンバースト。X JAPANのhideが愛用したモッキンバードのイメージも強い。
【きょうのアーティストモデル】
Burny MG 125X CS ¥ 123,750 (税込)
hideさんも良く使っていたチェリーサンバースト。こちらはサスティナー未搭載ですが、シンプルなコントロール、価格もリーズナブルでファンにも嬉しいモデルです。
#hide #チェリサンhttps://t.co/nKv4C7xhc2 pic.twitter.com/dxNvKyE83s
— 島村楽器 イオンモール名古屋茶屋店 (@shima_nagoyacha) February 15, 2020
【三条店】
中古フェア開催中!
☆本日の特選中古☆Gibsonの2018年製Les Paul Traditional!
人気のチェリーサンバースト!
なかなか良い杢目の出た個体です!
使用感も少なく、状態良好!
オススメですl ^ω^)ノ試奏大歓迎!ぜひお気軽にお越しください!https://t.co/WwxWvUfzdN pic.twitter.com/KYoYO0LbIT
— ちょっと面白い楽器店あぽろん (@apollonmusic) September 19, 2020
タバコバースト
黄色から黒へと変化するタバコバースト。チェリーサンバーストが経年変化で退色したカラーを再現している。
久々にタバコバーストを吹かせていただきました。なかなかカッコいいカラーになりそうです! pic.twitter.com/DHaMAgg2ht
— Brillbate(ブリルベイト) (@brillbate) December 2, 2014
ハニーバースト
ハニーバーストもチェリーサンバーストが経年変化したカラー。
コロナや降雪といった困難時ではありますが、カッコいい新作が完成しました。
g7-LPS Series9 3A 1959 Honey Burst
揺らめきギラつく、魅力的なワイドフレイム。
強めに赤みも残ったハニーバースト。
引き締まったボトムエンドに艶感のある音抜け。
全てが特筆です。https://t.co/MXQdbSjEnQ pic.twitter.com/mk4mOy7uKt— G'Seven Guitars (@g7_guitars) March 29, 2020
ブラウンサンバースト
JAMES TYLER JAPAN
展示品セール!製作本数の少ないブラウンバーストです。是非、メロウに決めて頂きたいhttps://t.co/OfOENiiFy7 pic.twitter.com/VxUmgRRWGa— フーチーズ 渋谷 ギターショップ (@hoochies_tokyo) September 16, 2016
他にも「レッドバースト」「ブルーバースト」「レモンバースト」「アイスティバースト」などなど、様々な〇〇バーストあり、その呼び名はメーカーやモデルによって異なる。
マルチレイヤーの下地に
複数のカラーを重ねて塗装し、上のカラーをレリック加工で剥がして下のカラーを見せる「マルチレイヤー」。
サンバーストを下地としてソリッドカラーを重ねたマルチレイヤーが人気。
水上です
ギタリスト兼当店のギター講師でもある廣井謙次さん@theater_hiroi シグネイチャーギターLava…
アンダーカラーの3トーンサンバースト
をお見せします!
この後上からダークレイクプラシッドブルーで塗り潰されるので、大部分は見えなくなってしまいますが、拘りの色味となっております pic.twitter.com/1HTCVpYzRa— (@blue_guitars) August 23, 2020
マルチレイヤー塗装の様子
サンバーストの発祥は?
古くからスタンダードな塗装として親しまれているサンバーストカラー。その始まりには諸説ある。
- 木材のつなぎ目を隠すため説
- ヴァイオリン由来説
初期のフルアコ系ギターの製作技術はヴァイオリンからきているということもあって、ヴァイオリンと同様の塗装が施されていたという説。ヴァイオリンのような高級感を出すためという話も。 - アーチドトップを強調するため説
まだカーブを削り出す機械が無く、職人が手作業でアーチを作っていた時代、グラデーションの塗装によってそのアーチを強調していた説。
木材を重ねて作られたボディは、サイドから見るとそのつなぎ目が見えてしまうことから、それを隠すためにフチの部分を濃く塗りつぶしたという説。