ソノケリンとは
ソノケリンは、エレキギターの指板材やアコースティックギターのバック/サイド材として使われる木材。マメ科ツルサイカチ属の植物で、ローズウッドの一種。和名は「マルバシタン」で、「インドネシア・ローズウッド」とも呼ばれる。
ソノケリン インドネシア産のローズウッドです pic.twitter.com/R08mDvr7zI
— 唐木のダイキン (@karakisozai) July 30, 2020
ソノケリンの特徴
- インディアンローズウッドに近い
- 軽く柔らかい木材
- 供給量が多く、やや安価
インディアン・ローズウッドに近い木材
ソノケリンは、別名「インドネシア・ローズウッド」とも呼ばれるインドネシアを中心に採られる木材だが、もともと「インディアン・ローズウッド」をインドネシアで産業として植林したもの。
元がインディアン・ローズウッドなので、その特徴もインディアン・ローズウッドに近く、木材としての使われ方もほぼ同じと考えて良いだろう。
比べると軽く柔らかい
ローズウッドなので基本的には重くて硬い木材であるが、インディアン・ローズウッドとの比較ということになると、インド産のインディアン・ローズウッドが気乾比重が「1.04」なのに対し、ソノケリンは「0.9」で、やや軽くて柔らかいのが特徴。
供給量が多く、やや安価
インディアン・ローズウッドと比べるとソノケリンは成長が早く、広く植林されていることから供給量も多いので、価格も安め。
ただし、他のローズウッドと同じくワシントン条約附属書Ⅱに掲載されていることから、国際取引には規制がかかっている。
ソノケリンを使ったギター
Ibanez RG870Z-CNF
2015年にIbanezが数量限定で発売した、ソノケリンをトップ材として使い、オールローズのような雰囲気を醸し出すモデル。ちなみに生産もインドネシアで行われたもの。
K.Yairi / SL-RO1
島村楽器とヤイリのコラボモデル「SL-MA1」のサイド/バック材をメイプルからインドネシア・ローズウッド(ソノケリン)に変更したモデル。
【デジマート掲載商品】
K.Yairi / SL-RO1
K.Yairi×島村楽器コラボレーションモデル👍
横裏板に従来のメイプル材を使ったモデルからインドネシアローズウッドに変更しました🙌詳しくは https://t.co/6vyUwlfuls ←コチラをご覧くださいませ💁♂️ pic.twitter.com/t2GKcP2NLr
— 島村楽器 鹿児島アミュプラザ店 (@shima_kago4ma) June 29, 2020
HISTORY TE-Premium/25th
こちらも島村楽器、オリジナルブランドであるHISTORYの25周年を記念して作られた『TE-Premium/25th』では、ソノケリンとブビンガを合わせた5Pネックが使われている。