リグナムバイタ(Lignum vitae)とは
リグナムバイタは、主に指板材として用いられる木材。流通されている木材の中では世界一堅く、高密度で重い木材として知られており、比重が1より大きいことから水に浮かない木材としても有名。
かつてヨーロッパではその樹液が万病に効くとされていて、「lignum viate」はラテン語で「生命を司る木」「生命樹」を意味している。英語では「wood ofu life」、日本語では「癒瘡木(ユソウボク)」とも。
世界で最も重い木の一つ、別名癒瘡木(ユソウボク)の
リグナムバイタです。 pic.twitter.com/rsJUSYVIHW— 唐木のダイキン (@karakisozai) March 7, 2020
リグナムバイタの特徴
- 堅くて重い
- 紫外線に触れると緑に変色する
- 稀少で高価
堅くて重い
とにかく堅くて重い木として知られるリグナムバイタは、耐朽性も高く指板材として用いられることがほとんど。その堅さから加工は難しく、油分を多く含むことから接着剤を使用しての接着にもあまり向いていないという。
油分を含み潤滑性があることから船舶のスクリュー・シャフトや、ボーリングのボールやピンとして用いられていたこともある。
リグナムバイタで包丁を作る動画
紫外線に触れると変色
辺材は灰白色、心材は黄色を含んだ茶褐色をしているが、紫外線に触れることによって緑を含んだ色に変色する。
《リグナムバイタ》という稀少材をお数珠の職人さんから分けて頂きました。世界で一番重く硬い木です。
ラテン語で「生命の樹」を意味するリグナムバイタは、大航海時代から万病の薬として珍重されてきた中南米原産の樹木で
時間とともに濃緑褐色に変化するだけでなく、独特な芳香があるといいます。 pic.twitter.com/P0V2vb8bYE
— 葉車堂《はぐるまどう》 (@Hagurumado_wood) December 21, 2020
リグナムバイタ白太の不思議
白太の部分もうっすら緑色になる時とならない時があります😳 pic.twitter.com/OGCgqrZJMB
— 唐木のダイキン (@karakisozai) June 4, 2020
稀少で高価
リグナムバイタはあまり大きくない木で、成長も遅いことから稀少な木材となっており、ワシントン条約付属書Ⅱに掲載されている。数が少なく加工も難しいとあって、ギターに用いる場合は価格も高くなってしまう。
リグナムバイタを使ったギター/ベース
指板材にリグナムバイタを用いたギター。日本ではディバイザーやSagoのギターで見られる。
Seventy Seven Guitars ALBATROSS-EWC-SE'19W BEB - ASH CN-MAT
指板に世界一硬いリグナムバイタという材料を使用された1本のみのショーモデル。エボニーよりも硬い指板のアタック感を是非ご体感頂きたい1本です#GreenGuitars #SeventySevenGuitars
▼お求めはコチラからhttps://t.co/WxeTxLjSpD
— Green Guitars (@green_guitars_) December 27, 2019
リグナムバイタ使ったギターって今までないのかな?と検索をかけてたらBacchusのヘッドレスベース出てきて「ほげぇ、Bacchusすごい…」てなってる。
リグナムバイタネック & 指板、強い。
Deviser One Day Guitar Show 2019 Winterに展示された竿らしい。https://t.co/bPociXS7id pic.twitter.com/BTzxBFb4rr— ろくげん (@rokugen_gt) April 27, 2020
リグナムバイタ指板やばそうなオーラしか出てないからすこ pic.twitter.com/CfXDCxtAOz
— mari (@maristides_ys) June 22, 2016
24フレットのプレベ風のボディに、
JJピックアップ。(アクティブな)アルダー2Pに、メイプルネック、
指板はリグナムバイタって、
凄い重い木材。
(なんと水に沈むらしい)ターコイズな色(名前分からん)
アノダイズドピックガード、
パーツは全部ゴールド。エェ楽器や!
— 永田雄樹(JABBERLOOP,POLYPLUS) (@YUKI_JABBERLOOP) June 25, 2019