バーズアイメイプルとは
「バーズアイメイプル(Bird's eye maple)」は、その名の通り鳥の目のような杢の出たメイプル材のこと。日本では「鳥眼杢(ちょうがんもく)」と呼ばれる。主にネック材として用いられるほか、ボディのトップ材としても見ることができる。
ハードメイプルの表面近くに、小さな玉粒のような模様が一面に広がるこの杢だが、なぜこのような模様になるのかは解明されていない。なんらかの異常によってできたものと考えられている。
5Aグレードのバーズアイメイプル
Addictone TL deluxe model
オーダーで製作したテレキャスターデラックス仕様の1本です。
ボディは1Pローステッドアッシュ、
ネックと指板は5Aグレードのバーズアイメイプル
PUはお客様支給のGRINNING DOG MR.JIMMY PU を搭載見た目もサウンドもスペシャルな1本に仕上がりました✨ pic.twitter.com/IYQjvdaDMW
— Addictone LLC (@addictone_gtr) October 18, 2020
某楽器店さんからのオーダーギター、ネックは私が愛して止まないバーズアイメイプル。文句無しの5aグレードです。
バーズアイメイプルの加工難易度はギター用材の中でも最上位ですが、それに負けぬ様しっかりと仕立て上げた鉋で加工に臨みます。切れる刃物で削った木材の断面はとても美しいです。 pic.twitter.com/eNdypa9wP6— Y.O.S.ギター工房 (@YOSguitars) February 5, 2019
トップ材に使われることも。
バーズアイメイプルトップのレスポールが中古入荷(*'▽')🎸!#Gibson Les Paul Standard Premium Birdseye 2016 Limited Run [3.88kg]https://t.co/hJembfaOxy#ギブソン #レスポール #バーズアイメイプル #神保町 #御茶ノ水 #楽器屋 #ギター #プレミアム #鳥目 #どうぞご覧下さいませ pic.twitter.com/Uy5Phd1ywK
— クロサワ楽器 G-CLUB TOKYO 【メインアカウント】 (@GCLUB_TOKYO) March 19, 2019
ドラムのシェル材にも。
ドラムフロアにクラビオットのバーズアイメイプル単板スネアが入荷しました!
貴重な木材のため、超不定期に製作されるバーズアイ。今回日本に入った3台のうち1台が、ここ名古屋栄店にございます!#1484nagoyadrums pic.twitter.com/0xWsEP35qN— イシバシ楽器 名古屋栄店 (@1484nagoya) October 8, 2015
バーズアイメイプルは2,000本に1本程度と言われる大変希少な材で、古来よりヨーロッパでは「幸せを呼ぶ木」とされている。
加工前のバーズアイメイプル。塗装前だとわかりづらいが、ラッカーシンナーをかけることでバーズアイメイプルの模様がよりくっきりするのがわかる(5分22秒あたり)。
バーズアイメイプルは反りやすい?
一般的に、バーズアイメイプルのネックは反りやすいと言われている。
しかし、バーズアイは基本的にはハードメイプルに出る杢であり、ハードメイプルはソフトメイプルと比べて硬く反りにくいという考えと矛盾が生じる。メーカーや職人によっては、通常のメイプルと比べても差がないと断言する意見もある。