今日の講義は配線について。
レバースイッチ、トグルスイッチ、ミニスイッチのそれぞれの仕組み、コイルタップやフェイズの回路についてなど、配線についてお勉強。
難しそうに思えますが、スイッチはエフェクターほど複雑ではないので、なんとか理解できました。
実習は2作目を一旦中断して、練習用のネックを使ってフレットのすり合わせやフレット交換をしていきます。
2作目のフレット打ちをいきなり本番でやると失敗する可能性があるので、練習をしておこうという感じです。
まずは、フレット抜き用の喰い切りの加工をしていきます。
喰い切りの刃先が3mmほど隙間があるのですが、それを髪の毛一本分くらいまで細めます。
髪の毛一本分という表現はギター製作でよく出てきます。
目安としては約0.1mmくらいですね。
グライダーで喰い切りの刃先を整えていくのですが、ビフォーの写真を撮り忘れたので、アフターの写真のみで勘弁。
髪の毛一本分というのは、刃と刃の間の隙間のことです。
グライダーで削った跡を#150のペーパーで整えていきます。
#320のペーパーで仕上げて完成。
喰い切りは一旦置いといて、フレットのすり合わせをします。
このあとフレットを抜くのですり合わせする意味はないのですが、練習としてやります。
すり合わせの手順は以下です。
1.600mmスケールで反りをチェック
2.反りの状態に合わせてロッドを回す
(全く回してない状態、つまりロッドがぶらんぶらんの状態だとネックが動きやすいので、必ずどちらかに回す)
3.指板にマスキングテープを貼る
4.ロッドを回しただけではフレットの高さが不均等なので、#320のペーパーで揃えていく
5.1フレットは触らず、2フレット以降をペーパーで磨く
6.600mmスケールで高さが揃ってきたかチェックしながら磨いていく
7.ハイポジのフレットが高いとチョーキングで詰まるので、ローポジよりも低くする
8.フレットヤスリで#320のペーパーでできた角を落とし、頂点がフレットの中心にくるように磨く
9.#600、#800#、#1000、#1200とペーパーの番手を変えて磨いていく
10.フレットの表面をコンパウンドで磨いてピカピカにする
マスキングを貼って#320のペーパーで磨いているところ。
わかりづらいですが、12フレット以降はあえてスケールとフレットの隙間があくようにします。
明日もフレットすり合わせの続きをします。
さくっと終わらせてフレット交換をしたい。