今日は講義なし、実習のみ。
トラスロッドの埋め木を削り終えました。次は埋め木をロッド溝に埋め込むときに湾曲させるために5箇所の切り込みを入れていきます。埋め木の底面から5mmほど残して切り込みを入れるので、こんな感じで印をつけました。
印をつけた箇所をバンドソーで切り込みを入れます。
埋め木がロッド溝に対して少しゆるかったので、新聞紙を巻いて補完します。学校では新聞紙で補完しますが、実際の作業ではやり直しになります。工場だと機械でプレスして埋め木の幅を調整するそうです。
埋め木の接着と同時に、ヘッドに耳材をつけるので用意します。
赤線の部分のヘッド材が足りないので、接着剤で耳材をくっつけます。
耳材に木工用ボンドを塗り、ハタ金という道具を使ってネック材に耳材を接着します。これは仮留めなのでまだボンドを塗ってませんが、このあと同じ形で接着しました。
トラスロッドのほうは、埋め木に新聞紙を巻いて木工用ボンドを塗ってはめ込み、Fクランプという器具で固定します。この状態で1日乾燥させます。
次の工程は指板です。学校にある在庫から、好きな指板を選ばせてもらえます。今回使うのはローズウッド指板です。選ぶ作業が楽しい。指板によって木目も色合いもかなり違いますね。
デザインとのバランスを考えて木目が真っ直ぐなこの子にしました。いい指板に育つんだぞ。
今回作るのは角度付きヘッドなので、0フレットの外側をミシンノコで切り落とします。
指板エンドもミシンノコで切断。24フレットありますが、22フレットにしたいので、22フレットの少し外側で切断しました。あとで加工するので今はざっくりでOK。
今日はここまで。講義がなかったので、実習はけっこう進みましたね。明日からは指板の加工(インレイ埋め込んだり)やヘッドの形の整形などをしていきます。