今日はウエストカットの加工からやっていきます。
バック面のウエストカットの輪郭は製図に書いていたので丸写し。
サイド面のカットの深さはバック面から10mmに設定しました。
2作目はバック面から深さ21mmにしましたが、レスポールタイプは浅いほうが良さそうなので10mmに。
削ってみて深さが足りなさそうなら追加で深くすればいいしね。
最初にノコギリで切れ込みを入れるので、20mm間隔くらいで加工線を引きます。
センターラインに対して真っ直ぐに切れ込みを入れたほうがいいので、三角定規を使って罫書き。
#150のペーパーで磨いているとこ。
ウエストカットの部分は平面にするので、スケールをつかって平面が出てるか確認しながら磨いていきます。
今日はこのあとネック接着をするので、ウエストカットは後回しにします。
ネック接着の前に、ジョイント周りのRだけ加工しておきます。
今回はトップ、バックともに2Rのなので、#240のペーパーで軽く磨く程度でOK。
磨きすぎるとすぐ2Rをオーバーしてしまうので、2R用の治具で確認しながら磨きます。
2Rなので変化がわかりにくいですが、この角度から見える部分だけR加工しました。
ボディ側のジョイントの幅は先日に調整しましたが、ネック側のジョイントの底面は未調整なので、600mmスケールとスコヤで弦高を測って高さを調整します。
ミディアムスケールなので、スケールの314mmのメモリを12フレット上に合わせます(もちろんセンターラインも合わせて)
その状態でスケールの先にスコヤをあててみると、現状で17mmだとわかりました。
これはフレット上での高さなので、本来の弦高はフレットから+2mmになるはずです。
チューン・オー・マチックは弦高18mmになるので、現状の高さ17mm+本来の弦高+2mmを足すと19mmになるので、1mm高い状態です。
なので、エコノミーサンダーでネックのジョイント部の底面を1mmほど削ります(先生にやってもらいました)
16mmまで削ってもらい、ジョイントの高さ調整は完了です。
これはネック接着用の治具で仮止め(本番の接着前のテスト)しているところです。
ジョイント接着時は、2本のFクランプで固定します。
1本は真ん中に縦の切れ込みが入った当て木をして固定します。
もう1本は、ネックジョイントエンド(ピックアップに掛かっている部分)に固定します。
エンド側のほうはあとで削るので当て木は不要です。
あと、スケールを通して高さが合っているかを確認するので、エンド側のFクランプは真ん中を空けて固定します(スケールでの確認後に真ん中に寄せて留め直します)
これから本番の接着をするのですが、その前にネックがちゃんとジョイントできているか最終確認します。
ヒール側から見ると少し隙間が空いていますが、Fクランプで固定すると隙間が埋まるので、接着前ならこれくらい空いていてもOKということです。
ジョイント部もぴったり(先生にやってもらったので自分でやってないですが、、、)
では木工用ボンドを塗って接着します。
ボンドはボディのジョイントザグリに塗ります。
多すぎると接着時にはみ出るので適量で。
Fクランプで固定したら、当て木の間からスケールを通して高さを確認します。
うん、OKです。
高さの確認ができたら、ネックエンド側のFクランプを真ん中に留め直し、しっかりと中心で圧力をかけます。
今日はここまで。