Gaugコード (Gオーギュメント) の押さえ方をギターの指板図で19通り紹介しています。Gaugの構成音の解説とGaugのコードトーン表(指板上の音の配置)の掲載もしていますので、ぜひコード学習の参考にしてください。

(ケンタトニック) ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)2023年入学 ギター歴25年 ドラム歴10年
Gaugコード(Gオーギュメント)とは
- Gaugは、ルート音(根音)のGから長3度を2つ積み重ねてつくる、
増三和音(オーギュメント・トライアド)。
※【英】Augmented triad - Gaugの構成音は「G(ルート音) | B(長3度) | D♯(増5度)」の3音。
※長3度は半音4つ分の音程、増5度は半音8つ分の音程。 - Gから長3度=半音4つ分の音程はB
Bから長3度=半音4つ分の音程はD♯
(Gから数えるとD♯は増5度=半音8つ分の音程) - 「aug」は「augmented(オーギュメンテッド)」の略で「拡大された」「増加された」を意味する英単語で、音楽のコードでは「半音上げた音程」という意味で使われる。
 - コード名として読むときは、「aug」=「オーギュメント」と読む。
なので、Gaugの読み方は「Gオーギュメント」となる。 
- 下記表のように、Gメジャーコードの完全5度の音Dを半音上げて増5度D♯にするとGaugになる。
 
| コード名 | ルート音 | 長3度 | 完全5度 | – | 
|---|---|---|---|---|
| Gメジャー | G | B | D | – | 
| コード名 | ルート音 | 長3度 | – | 増5度 | 
| Gaug | G | B | – | D♯ | 
コードネームの表記
コードネームの表記は「Gaug」「G(♯5)」「G+5」など
「+」は「♯ (シャープ)」の略
「♯5」と「+5」はいずれも増5度を表す
| Gオーギュメントの表記の種類 | 読み方 | 
|---|---|
| Gaug | Gオーギュメント | 
| G(♯5) | Gシャープフィフス | 
| G+5 | Gシャープフィフス | 
Gaugコードの指板図一覧
覚えやすい簡単な押さえ方(トライアド)
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Gaugのコードトーン表(指板上の構成音の配置)
※コードトーン:三和音、四和音のコードの構成音
ローコードの押さえ方
- ローコード(オープンコード):開放弦を含む押さえ方
 - ハイコード:開放弦を含まない押さえ方
 
ローコード①
2、3弦は開放弦
ローコード②
3弦は開放弦
4弦は人差し指の腹で軽く触れてミュート
ハイコードの押さえ方
6弦ルート①
■6弦3フレットをルート音とするハイコード
1,2弦は人差し指の第二関節あたりで軽く触れてミュート
6弦ルート①-2
■6弦3フレットをルート音とするハイコード
6弦ルート①-3
上記の形から人差し指を5弦へと移動させた押さえ方
4弦は人差し指の腹で軽く触れてミュート
6弦ルート②
■6弦3フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の付け根あたりで軽く触れてミュート
5弦は人差し指の腹あたりで軽く触れてミュート
6弦ルート②-2
6弦ルート①から4弦5フレットの押弦を省略した押さえ方
人差し指は6弦1フレットを押さえながら1、4、5弦をミュート
6弦ルート②-3
■6弦3フレットをルート音とするハイコード
1、2弦は人差し指の腹あたりで軽く触れてミュート
5弦ルート①
■5弦10フレットをルート音とするハイコード
2、3弦は人差し指でセーハ
1弦は押弦している人差し指の第一関節あたりで軽く触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
5弦ルート①-2
5弦ルート①に1弦11フレットの押弦を加えたバージョン
5弦ルート②
■5弦10フレットをルート音とするハイコード
4弦は人差し指の腹で軽く触れてミュート
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
5弦ルート②-2
■5弦10フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の第二関節あたりで軽く触れてミュート
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
4弦ルート①
■4弦5フレットをルート音とするハイコード
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
4弦ルート②
■4弦5フレットをルート音とするハイコード
5、6弦は親指の腹、もしくは空いている薬指で軽く触れてミュート
4弦ルート③
■4弦5フレットをルート音とするハイコード
5弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
6弦は鳴らないように弾く
覚えやすい簡単な押さえ方(トライアド)
シンプルな押さえ方① (6弦ルート)
■6弦3フレットをルート音とするハイコード
1、2、3弦は人差し指の腹から第一関節あたりで軽く触れてミュート
シンプルな押さえ方② (5弦ルート)
■5弦10フレットをルート音とするハイコード
1、2弦は人差し指の第一関節と第二関節の間あたりでミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
シンプルな押さえ方③ (4弦ルート)
■4弦5フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の腹あたりで軽く触れてミュート
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
シンプルな押さえ方④ (3弦ルート)
■3弦12フレットをルート音とするハイコード
4弦は中指の先で軽く触れてミュート
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
Gaugコードの構成音
| 度数 | ルート音 | 完全3度 | 増5度 | 
|---|---|---|---|
| 構成音 | G ソ  | B シ  | D♯ レ♯  | 
| 度数表記の読み方 | |||
|---|---|---|---|
| R P1 | ルート音 完全1度 | - | - | 
| M2 | 長2度 | m2 | 短2度 | 
| M3 | 長3度 | m3 | 短3度 | 
| P4 | 完全4度 | - | - | 
| ♯4 | 増4度 | - | - | 
| P5 | 完全5度 | - | - | 
| ♯5 | 増5度 | ♭5 | 減5度 | 
| M6 | 長6度 | m6 | 短6度 | 
| M7 | 長7度 | m7 | 短7度 | 
| - | - | ♭♭7 | 減7度 | 
| P8 | 完全8度 | - | - | 
| M9 | 長9度 | - | - | 
| ♯9 | 増9度 | ♭9 | 短9度 | 
| P11 | 完全11度 | - | - | 
| ♯11 | 増11度 | - | - | 
| M13 | 長13度 | ♭13 | 短13度 | 
画像(指板図やスケール表)は当サイトへリンクを張ってもらえれば転載OKです。
































