B7sus4コード (Bセブンス・サスフォー) の押さえ方をギターの指板図で10通り紹介しています。B7sus4の構成音、Bsus4とB7sus4との違いをわかりやすく解説していますので、ぜひコード学習の参考にしてください。
B7sus4コード(Bセブンス・サスフォー)とは
- 三和音のBsus4に短7度の音Aを加えた四和音のコード
- B7コードの長３度の音D♯を半音上げて完全４度Eにしたコードとも言える
- 「sus」は「suspended (サスペンデッド：吊るす)」の略
- 「sus4」＝3度の音を吊るし上げて4度にするという意味
- 「4」を省略した「B7sus」という表記が使われることもあるが、長3度を長2度にするsus2も存在するため、完全4度にサスペンデッドした場合はsus4と明記するのが望ましい
- B7sus4の構成音は「B(ルート音) | E(完全4度) | F♯(完全5度) | A(短7度)」
| コード名 | ルート音 | 完全4度 | 完全5度 | – |
|---|---|---|---|---|
| Bsus4 | B | E | F♯ | – |
| コード名 | ルート音 | 完全4度 | 完全5度 | 短7度 |
| B7sus4 | B | E | F♯ | A |
Bsus4は以下の記事で詳しく解説
B7sus4コードの指板図一覧
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B7sus4のコードトーン表（指板上の構成音の配置）
※コードトーン：三和音、四和音のコードの構成音
ローコードの押さえ方
- ローコード(オープンコード)：開放弦を含む押さえ方
- ハイコード：開放弦を含まない押さえ方
ローコード①
2弦は開放弦
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
ローコード②
ローコード①から完全5度（F♯)を省略したバージョン
1、2弦は開放弦
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
ハイコードの押さえ方
6弦ルート①
■6弦7フレットをルート音とするハイコード
7フレットの1〜6弦を人指し指でセーハ
（セーハ…1本の指で複数弦を同時に押さえる）
6弦ルート②
6弦ルート①の押さえ方に2弦10フレットの押弦を加えたバージョン
6弦ルート③
■6弦7フレットをルート音とするハイコード
1、2弦は人差し指でセーハ
（人差し指の付け根と第二関節の間あたりでセーハすると押さえやすい）
3弦は押弦しているいずれかの指でミュート
※完全5度の音（F♯)を省略した押さえ方
6弦ルート④
■6弦7フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の第一関節あたりで軽く触れてミュート
5弦は中指の腹で軽く触れてミュート
※完全5度の音（F♯)を省略した押さえ方
5弦ルート①
■5弦2フレットをルート音とするハイコード
2フレットの1〜5弦を人指し指でセーハ
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
5弦ルート②
5弦ルート①から4弦4フレットの押弦を省略したバージョン
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
4弦ルート①
■4弦9フレットをルート音とするハイコード
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
※完全5度の音（F♯)を省略した押さえ方
4弦ルート②
■4弦9フレットをルート音とするハイコード
5弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
B7sus4コードの構成音
| 度数 | ルート音 | 完全4度 | 完全5度 | 短7度 |
|---|---|---|---|---|
| 構成音 | B シ | E ミ | F♯ ファ♯ | A ラ |
| 度数表記の読み方 | |||
|---|---|---|---|
| R P1 | ルート音 完全1度 | – | – |
| M2 | 長2度 | m2 | 短2度 |
| M3 | 長3度 | m3 | 短3度 |
| P4 | 完全4度 | – | – |
| ♯4 | 増4度 | – | – |
| P5 | 完全5度 | – | – |
| ♯5 | 増5度 | ♭5 | 減5度 |
| M6 | 長6度 | m6 | 短6度 |
| M7 | 長7度 | m7 | 短7度 |
| – | – | ♭♭7 | 減7度 |
| P8 | 完全8度 | – | – |
| M9 | 長9度 | – | – |
| ♯9 | 増9度 | ♭9 | 短9度 |
| P11 | 完全11度 | – | – |
| ♯11 | 増11度 | – | – |
| M13 | 長13度 | ♭13 | 短13度 |
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