D♯7sus4 (E♭7sus4)コードとは
- 三和音のD♯sus4に短7度の音C♯を加えた四和音のコード
- D♯7コードの長3度の音Gを半音上げて完全4度G♯にしたコードとも言える
- 「sus」は「suspended (サスペンデッド:吊るす)」の略
- 「sus4」=3度の音を吊るし上げて4度にするという意味
- 「4」を省略した「D♯7sus」という表記が使われることもあるが、長3度を長2度にするsus2も存在するため、完全4度にサスペンデッドした場合はsus4と明記するのが望ましい
- D♯とE♭は異名同音(※)なので、D♯7sus4とE♭7sus4は同じコード。
本記事ではD♯7sus4と表記する。
※異名同音:音名は異なるが実際の音が同じ音 - D♯7sus4の構成音は「D♯(ルート音) | G♯(完全4度) | A♯(完全5度) | C♯(短7度)」
コード名 | ルート音 | 完全4度 | 完全5度 | – |
---|---|---|---|---|
D♯sus4 (E♭sus4) | D♯ (E♭) | G♯ | A♯ | – |
コード名 | ルート音 | 完全4度 | 完全5度 | 短7度 |
D♯7sus4 (E♭7sus4) | D♯ (E♭) | G♯ | A♯ | C♯ |
D♯sus4は以下の記事で詳しく解説
D♯7sus4 (E♭7sus4)コードの指板図一覧
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D♯7sus4 (E♭7sus4)のコードトーン表
※コードトーン:三和音、四和音のコードの構成音
ハイコードの押さえ方
- ローコード(オープンコード):開放弦を含む押さえ方
- ハイコード:開放弦を含まない押さえ方
6弦ルート①
■6弦11フレットをルート音とするハイコード
11フレットの1〜6弦を人指し指でセーハ
6弦ルート②
6弦ルート①の押さえ方に2弦14フレットの押弦を加えたバージョン
6弦ルート③
■6弦11フレットをルート音とするハイコード
1、2弦は人差し指でセーハ
(人差し指の付け根と第二関節の間あたりでセーハすると押さえやすい)
3弦は押弦しているいずれかの指でミュート
※完全5度の音A♯を省略した押さえ方
6弦ルート④
■6弦11フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の第一関節あたりで軽く触れてミュート
5弦は中指の腹で軽く触れてミュート
※完全5度の音A♯を省略した押さえ方
5弦ルート①
■5弦6フレットをルート音とするハイコード
6フレットの1〜5弦を人指し指でセーハ
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
5弦ルート②
5弦ルート①から4弦8フレットの押弦を省略したバージョン
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
5弦ルート③
■5弦6フレットをルート音とするハイコード
1、2弦を人指し指でセーハ
6弦は中指の先で軽く触れてミュート
または、人差し指の付け根の上あたりで1、2弦をセーハしつつ、
人差し指の腹で6弦に軽く触れてミュート
※完全5度の音A♯を省略した押さえ方
5弦ルート④
■5弦6フレットをルート音とするハイコード
2弦は薬指の腹で軽く触れてミュート
6弦は親指で軽く触れてミュート
■3、4、5弦を人差し指でセーハする押さえ方
2弦は人差し指の第一関節あたりで軽く触れてミュート
6弦は親指で軽く触れてミュート
■中指でセーハすることもできる
4弦ルート①
■4弦13フレットをルート音とするハイコード
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
※完全5度の音A♯を省略した押さえ方
4弦ルート②
■4弦1フレットをルート音とするハイコード
5弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
D♯7sus4 (E♭7sus4)コードの構成音
音程 | ルート音 | 完全4度 | 完全5度 | 短7度 |
---|---|---|---|---|
構成音 | D♯ | G♯ | A♯ | C♯ |
度数表記の読み方 | |||
---|---|---|---|
R P1 | ルート音 完全1度 | – | – |
M2 | 長2度 | m2 | 短2度 |
M3 | 長3度 | m3 | 短3度 |
P4 | 完全4度 | – | – |
♯4 | 増4度 | – | – |
P5 | 完全5度 | – | – |
♯5 | 増5度 | ♭5 | 減5度 |
M6 | 長6度 | m6 | 短6度 |
M7 | 長7度 | m7 | 短7度 |
– | – | ♭♭7 | 減7度 |
P8 | 完全8度 | – | – |
M9 | 長9度 | – | – |
♯9 | 増9度 | ♭9 | 短9度 |
P11 | 完全11度 | – | – |
♯11 | 増11度 | – | – |
M13 | 長13度 | ♭13 | 短13度 |
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