Esus4コード (Eサスフォー) の押さえ方をギターの指板図で14通り紹介しています。Esus4の構成音の解説と、Esus4のコードトーン表(指板上の構成音の配置)の掲載。各指板図に対応したギターコードのサンプル音も視聴できますので、コードの押さえ方やポジションによる響きの違いを確認してみてください。
Esus4コード(Eサスフォー)とは
- Eメジャーコードの長3度の音G♯を半音上げて完全4度Aにしたコード。
Esus4の構成音 E ルート音 A 完全4度 B 完全5度 - 「sus」は「suspended (サスペンデッド:吊るす)」の略
- 「sus4」=3度の音を吊るし上げて4度にするという意味
- 「4」を省略した「Esus」という表記が使われることもあるが、長3度を長2度にするsus2も存在するため、完全4度にサスペンデッドした場合はsus4と明記するのが望ましい
コード名 | ルート音 | 長3度 | – | 完全5度 |
---|---|---|---|---|
Eメジャー | E | G♯ | – | B |
コード名 | ルート音 | – | 完全4度 | 完全5度 |
Esus4 | E | – | A | B |
Esus4に短7度を加えたE7sus4は以下の記事で詳しく解説
Esus4コードの指板図一覧
覚えやすい簡単な押さえ方(トライアド)
全国のギター教室を地域別に紹介しています。レッスン料金の安さ・特徴が一目でわかる比較表や、最寄りの教室が探しやすい地図などから、自分に合ったギター教室を探せます。
Esus4のコードトーン表(指板上の構成音の配置)
※コードトーン:三和音、四和音のコードの構成音
ローコードの押さえ方
- ローコード(オープンコード):開放弦を含む押さえ方
- ハイコード:開放弦を含まない押さえ方
ローコード①
Eメジャーへのコードチェンジがしやすいように、
3弦を小指、4弦を薬指、5弦を中指で押さえる
Esus4のローコード①のギターコードの響きを聴く
ローコード②
ローコード①の省略形
上記の押さえ方を省略した形
1、2弦は開放弦(弦を押さえない)
5、6弦は親指で軽く触れてミュート
Esus4のローコード②のギターコードの響きを聴く
ローコード③
1、2、5、6弦は開放弦
2弦のBは、3弦4フレットのBの音と同じなので鳴らさなくてもよい
(サンプル音は2弦を鳴らさないバージョン)
Esus4のローコード③のギターコードの響きを聴く
ローコード④
5、6弦は開放弦
4弦は人差し指の先で押さえる
Esus4のローコード④のギターコードの響きを聴く
1弦は薬指、2弦は小指で押さえたほうが、
下記のようにE(add11)へのコードチェンジがスムーズになる
※Esus4では5弦のAは完全4度だが、1弦4フレットのG#(長3度)を加えると5弦のAが完全11度になり、E(add11)というコードに変わる
ハイコードの押さえ方
6弦ルート①
■6弦12フレットをルート音とするハイコード
3、4弦は人差し指でセーハ
1弦は人差し指の第二関節あたりで軽く触れてミュート
5弦は小指の腹で軽く触れてミュート
Esus4の6弦ルート①のギターコードの響きを聴く
5弦ルート①
■5弦7フレットをルート音とするハイコード
7フレットの1〜5弦を人指し指でセーハ
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
Esus4の5弦ルート①のギターコードの響きを聴く
5弦ルート②
■5弦7フレットをルート音とするハイコード
4弦は小指の腹で軽く触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
Esus4の5弦ルート②のギターコードの響きを聴く
5弦ルート③
■5弦7フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の第一関節あたりで軽く触れてミュート
6弦は親指で軽く触れてミュート、または鳴らないように弾く
Esus4の5弦ルート③のギターコードの響きを聴く
5弦ルート④
■5弦7フレットをルート音とするハイコード
3弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
6弦は親指で軽く触れてミュート、または鳴らないように弾く
Esus4の5弦ルート④のギターコードの響きを聴く
4弦ルート①
■4弦2フレットをルート音とするハイコード
5弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
6弦は鳴らないように弾く
Esus4の4弦ルート①のギターコードの響きを聴く
覚えやすい簡単な押さえ方(トライアド)
シンプルな押さえ方① (6弦ルート)
■6弦12フレットをルート音とするハイコード
1、2、3弦は人差し指の腹から第二関節あたりで軽く触れてミュート
Esus4のシンプルな押さえ方① (6弦ルート)のギターコードの響きを聴く
シンプルな押さえ方② (5弦ルート)
■5弦7フレットをルート音とするハイコード
1、2弦は人差し指の第一関節と第二関節の間あたりでミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
Esus4のシンプルな押さえ方② (5弦ルート)のギターコードの響きを聴く
シンプルな押さえ方③ (4弦ルート)
■4弦14フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の腹で軽く触れてミュート
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
Esus4のシンプルな押さえ方③ (4弦ルート)のギターコードの響きを聴く
シンプルな押さえ方④ (3弦ルート)
■3弦9フレットをルート音とするハイコード
4、5、6弦は押弦していない中指で軽く触れてミュート
Esus4のシンプルな押さえ方④ (3弦ルート)のギターコードの響きを聴く
Esus4コードの構成音
度数 | ルート音 | 完全4度 | 完全5度 |
---|---|---|---|
構成音 | E ミ | A ラ | B シ |
度数表記の読み方 | |||
---|---|---|---|
R P1 | ルート音 完全1度 | – | – |
M2 | 長2度 | m2 | 短2度 |
M3 | 長3度 | m3 | 短3度 |
P4 | 完全4度 | – | – |
♯4 | 増4度 | – | – |
P5 | 完全5度 | – | – |
♯5 | 増5度 | ♭5 | 減5度 |
M6 | 長6度 | m6 | 短6度 |
M7 | 長7度 | m7 | 短7度 |
– | – | ♭♭7 | 減7度 |
P8 | 完全8度 | – | – |
M9 | 長9度 | – | – |
♯9 | 増9度 | ♭9 | 短9度 |
P11 | 完全11度 | – | – |
♯11 | 増11度 | – | – |
M13 | 長13度 | ♭13 | 短13度 |
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