前回、エイジド加工に挑戦ということで、スクレイパーなどで傷をつけるダメージ加工を施しました。
今回はウェザーチェックを施してみたいと思います。
↓ダメージ加工した様子
ギターのウェザーチェックは、「塗装のひび割れ」を指します。
クラックやクラッキングとも呼びます。
ウェザーチェックが起こる仕組みを簡単に解説します。
気温や湿度の変化で木材と塗膜が収縮したり痩せたりするのですが、塗料よりも木材のほうが収縮・膨張が早く、塗膜はそれについていけずにヒビ割れが生じます。
塗料の種類や厚みによってもウェザーチェックの起こりやすさが変わります。
ラッカー塗装は塗膜が薄いためウェザーチェック=ひび割れが起こりやすいですが、ポリウレタン塗装は厚くて硬いためウェザーチェックは起こりにくいです。
ラッカー塗装でも塗膜が薄すぎるとウェザーチェックが起こりにくいため、重ね吹きして厚みを作っておく必要があります。
今作はトップラッカーを3周吹きました。
十分に厚いとは言えない回数ですが、ウェザーチェックが起こるか試してみたいと思います。
ウェザーチェック加工には冷却スプレーを使います。
今回使ったのは「Mueller(ミューラー)スーパークーラント コールドスプレー 500ml」。
Amazonで購入しました。
Mueller(ミューラー)スーパークーラント コールドスプレー 500ml

ウェザーチェックを入れている様子を動画で撮影しました。
思っていたよりもパキッと割れてくれました。
ひび割れが長い箇所や短い箇所、細かい箇所など、部分によって割れ方がさまざまです。


写真の角度によってはウェザーチェックがあまり見えないですが、実物は結構入っています。

マホガニーとの収縮率の差のせいなのか、バックのほうがウェザーチェックが入りにくかったです。
冷却スプレーを何度も吹き付けてやっとバック面もウェザーチェックが入りました。

ヘッドもウェザーチェックが入りました。
ローステッドメイプルで木材の色が濃いためか、角度をつけないとウェザーチェックが見えにくいです。

ピックガードもちょっとひと手間加えます。
4Pプライの白と黒のピックガードなのですが、白が綺麗すぎるので、ヴィンテージのような黄色っぽく着色します。
塗装する前に#600のサンドペーパーで軽く傷をつけておきます。

黄色で着色してトップコートを吹きました。
イメージ通りの色になりました!

真っ白だったピックガードのプライを黄色に着色したことで、ボディのカラーとマッチしました。








