ギタークラフト

【4作目:STタイプ】ノイズ対策〜アルミシート貼り付け、導電塗料の塗布:ギタークラフト学校日誌(225)

ギターボディのピックアップとコントロールザグリに塗った導電塗料

今回はノイズ対策として、ピックガード裏にアルミシートを、ピックアップとコントロールキャビティに導電塗料を塗布します。

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アルミシートや導電塗料などの導電性のある物を用い、広い面積でノイズを集めてアースに落とすことで外来ノイズを除去します。

舟型ジャックやサイドジャックのザグリ内に導電塗料を塗ると、ジャックの先端が導電塗料に当たってショートして音が出なくなる可能性があるので、ジャックは塗りません。

↓前回作業

ギター用ピックガードに開ける穴の位置を罫書きした状態
【4作目:STタイプ】ピックガード製作(ストラトタイプ):ギタークラフト学校日誌(224)今回はピックガード製作です。 ↓前回作業 https://guitar-concierge.jp/guitar-...

ピックガードのコントロール部の裏あたりにアルミシートを貼り付けます。
ギターのピックガード裏にアルミシートを貼り付けてノイズ対策

パッドなどを使って極力シワにならないように伸ばします。
ギターのピックガード裏に貼り付けたアルミシートをパッドで伸ばしているところ

アルミシートを大きめに切り取ったので、治具に沿って千枚通しで切り取るラインをつけます。
ギターのピックガード裏に貼り付けたアルミシートの縁を千枚通しで型取っているところ

ラインに沿ってカッターナイフで切り取ります。
ギターのピックガード裏に貼り付けたアルミシートの縁を買ったナイフで切り取っているところ

ちょっとシワができちゃいましたが、こんな感じで。
ギターのピックガード裏に貼り付けたノイズ対策用のアルミシート

次はピックアップとコントロールキャビティに導電塗料を塗布します。
ボディトップに導電塗料が付かないように、ピックアップとコントロールザグリの周りをマスキングテープで保護します。
ギターボディのピックアップとコントロールザグリの周りをマスキングテープを貼り付け

導電塗料は「油性」と「水性」の2種類があります。
油性はポリウレタンやポリエステルなどのポリ系に使えますが、ラッカーに塗ると塗膜が割れるので注意です。
水性はラッカーにもポリ系にも使えます。
本作の塗装はポリウレタンなので油性でもOKですが、水性の導電塗料を使います。
ギターボディと水性の導電塗料

導電塗料が塗れていない箇所があるとノイズ対策が不十分になる可能性があるので、ザグリ内全面に塗ります。
ストラトタイプのボディはキャビティ間がつながっているので問題ないですが、レスポールなどのキャビティ間が離れているモデルの場合は、キャビティ間に導電塗料を塗って配線材とアースラグを使って結線します。

あと、コントロールザグリ周りの一箇所に、ボディトップに導電塗料を塗っています。
これはピックガード裏のアルミシートと導電塗料を接触させることで通電させるためです。
ギターボディのピックアップとコントロールザグリに塗った導電塗料

今回は導電塗料を念のために2回塗ります。
30分インターバルを空けてもう1回全面に塗りました。
これでノイズ対策は完了です。
ギターボディのピックアップとコントロールザグリに塗った導電塗料

↓次の作業

ギターボディにピックガードとジャックのビス穴を開けた状態
【4作目:STタイプ】ピックガード、ジャック取り付け、ストリングガイド位置決め:ギタークラフト学校日誌(226)今回はピックガードとジャック取り付け、ストリングガイド位置決めなどをやります。 ↓前回作業 https://gu...
ABOUT ME
監修・執筆:ケンタトニック(稲垣健太)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者
株式会社ケタケタの代表取締役

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
関西外国語大学外国語で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA大阪)に入学し、ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を学ぶ
2026年3月 ESP GCA大阪校 マスタークラス課程を修了・卒業
ギタークラフト製作日記
YouTubeでも投稿中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。
[2026年4月〜]ESP GCA大阪校のアシスタント講師として勤務
ギター製作の基礎から高度なリペア技術までを直接指導
ギタークラフトの知見を活かし、単なるユーザー目線ではない、技術者目線での教室選びを提案しています。


■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中


■愛器
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
J.W.BLACK Guitars JWB JP-T THINLINE
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst
Rittenhouse Guitars J-Master Sharwood Green Metallic
K.nyui Custom Guitar KNTE Mercedes Blue Metalic
Taylor 614ce-N(ナイロン弦バージョン)
CAT'S EYES CE-1200CF
所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder
ギタークラフトアカデミー第4作目:
Focus Point
ギタークラフトアカデミー第5作目:
Uroboros LP ギタークラフトアカデミー第6作目:
PB-5S

■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

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ケンタトニック(ギタコンnote)

■ギタコン運営会社
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