今回はノイズ対策として、ピックガード裏にアルミシートを、ピックアップとコントロールキャビティに導電塗料を塗布します。
アルミシートや導電塗料などの導電性のある物を用い、広い面積でノイズを集めてアースに落とすことでノイズを除去します。
舟型ジャックやサイドジャックは導電塗料を塗るとジャックの先端が当たってショートして音が出なくなる可能性があるので、ジャックは塗りません。
↓前回作業
ピックガードのコントロール部の裏あたりにアルミシートを貼り付けます。
アルミシートを大きめに切り取ったので、治具に沿って千枚通しで切り取るラインをつけます。
次はピックアップとコントロールキャビティに導電塗料を塗布します。
ボディトップに導電塗料が付かないように、ピックアップとコントロールザグリの周りをマスキングテープで保護します。
導電塗料は「油性」と「水性」の2種類があります。
油性はポリウレタンやポリエステルなどのポリ系に使えますが、ラッカーに塗ると塗膜が割れるので注意です。
水性はラッカーにもポリ系にも使えます。
本作の塗装はポリウレタンなので油性でもOKですが、水性の導電塗料を使います。
導電塗料が塗れていない箇所があるとノイズ対策が不十分になる可能性があるので、ザグリ全面に塗ります。
ストラトはキャビティ間がつながっているので問題ないですが、レスポールなどのキャビティ間が離れているモデルの場合も、キャビティ間にしっかり導電塗料を塗って結線する必要があります。
あと、コントロールザグリ周りの一箇所に、ボディトップに導電塗料を塗っています。
これはピックガード裏のアルミシートに接触させることでノイズ対策をするためです。
今回は導電塗料を念のために2回塗ります。
30分インターバルを空けてもう1回全面に塗りました。
これでノイズ対策は完了です。