今回はピックガード製作です。
↓前回作業
【4作目】ネックポケットの塗装マスキング剥がし、ネックセット:ギタークラフト学校日誌(220)
ピックガード板材から形を切り出すところから始めます。
ピックガード板材にマスキングテープを貼り、製図からピックガードの形を写します。
ギター本体に合わせてみます。
粗加工なのでだいたい形が合っていればOK。
ただ、右側のホーンのあたりを削りすぎて不格好になってしまったので、苦肉の策、、、いや、柔軟な発想でピックガードの右側をぶった切って新しい形に作り直すことにしました。
赤色のラインがぶった切る箇所です。
ぶった切った箇所は隙間が空くように削りました。
曲線が納得できる出来でないですが、この形でいこうと思います。
外周の形ができたら、縁を斜めにするためのラインをコンパスで罫書きします。
鉄ヤスリで斜めに粗加工し、サンドペーパーで整えます(#800くらいまで)
ピックガードの縁の加工の仕方は、3作目の日記で詳しく解説しています。
次はピックアップ用の穴を開けます。
ピックガードの上からピックアップザグリの位置が見えないので、指板エンドからの距離を測って位置を決めます。
両端の半円はボール盤で加工するので、何Φかを確認します。
18mmなので、18Φのビットを使えばいいということですね。
中心がずれるとピックアップ穴が傾いてしまうので、ビットをしっかりと中心に合わせます。
鉄ヤスリで形を整えます。
鉄ヤスリの角で半円の縁を削ってしまわないように、机の角をストッパーにして削ります。
ピックアップカバーをはめ込んで形を微調整します。
ピックアップカバーは同じタイプでも少しずつ形が異なるので、それぞれのポジションのカバーを決め、そのカバーの形に合わせて調整する必要があります。
次はコントロールとスイッチの穴、ビス穴を開けます。
ボール盤で開けるので、まとめて罫書きします。
スイッチはビス穴2箇所と、スイッチノブを差し込むための穴の経が異なるので注意。