リフィニッシュとは
リフィニッシュ(refinish)は、主にギターやベースのボディ全体を塗り直す再塗装のこと。経年変化で変色してしまったギターを元の色に戻したり、全く別の見た目に変えたりなど、目的はそれぞれ。
再塗装とは言っても、傷が付いたり塗装が剥がれた部分を補修するタッチアップのようなものとは違い、基本的にはギター全体の塗装をやり直す場合を「リフィニッシュ」と呼ぶ。
リフィニッシュの料金
現在の塗装を全て剥がし、パーツの取り外し、下地づくり、目止め、塗装、再組み込み、といった工程があり手間がかかることから、部分塗装と比べリフィニッシュは料金が高くなる。ポリ塗装やラッカー塗装といった塗料の種類や、どんな塗装をするかにもよるが、ボルトオンタイプよりもセットネックやスルーネックの方が料金設定が高めとなっている。
実際の料金はお店によって様々だが、ボディ全体となると安くても5万円前後〜あたりが相場のようだ。
リフィニッシュの工程・手順
リフィニッシュをお店に頼らず、自力で行う人も少なくない。非常に手間はかかるものの、道具さえあれば出費は抑えられる。
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STEP1塗装を剥がすまずは元の塗装を全て剥がす必要がある。ヘラなどを使って剥がしていくが、アイロンを使って温めると剥がしやすくなったりする。
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STEP2下地づくり塗装を剥がした状態のままでは表面に凹凸ができてしまっているので、サンドペーパー等を使って、平らに磨いて整えていく。
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STEP3目止めウッドシーラー(プライマー)で目止めを行う。
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STEP4塗装新たな塗装を行う。綺麗な塗装を望むならスプレーガン等が欲しいところだが、シンプルな塗装なら市販の缶スプレーでもできないことはない。
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STEP5トップコート塗装が乾いたらトップコート(クリア)吹付ける。
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STEP5仕上げ細かいヤスリやコンパウンドで表面を磨き仕上げていく。艶を出したいかマットに仕上げたいかなど、好みによる。
Fenderストラトキャスターのリフィニッシュの様子
リフィニッシュ例
パーツを組み込み、しっかり調整して完成!
PUの交換やコントロールの追加工も行っています。
元の写真(2枚目)と見比べるともはや別の楽器ですね。
今回使用したキルトの突き板はまだたくさん残っていますので、ご興味ありましたら是非ご連絡下さい。RT等ご協力頂けましたら幸いです。 pic.twitter.com/CVzGITYFOx
— yellowgem (@yellowgem_gandb) December 3, 2020
欲しさが加速している所で、最近リフィニッシュしたTronも。。😏
💜紫から白へ🤍
フィルタートロンPU搭載されたJMが欲しいとご要望頂き、いろいろお話を伺う中でシェイプはRutileっぽい感じでPUや材などの異なるTronが誕生しました。 https://t.co/UReg6z2Qmm pic.twitter.com/usgDiRL8aQ
— Sago Official (@Sago_nmg) June 9, 2021
レスポールのアーチの削り直しです。70年代のぽってりとしたアーチを、返しの大きいグラマラスで美しいシェイプに。
お客様立ち会いのもとで削り出しを行い、こだわりを伝えていただきながらシェイピングし、シーラーを含めて4回吹き程度でユズ肌のみを研磨した極薄ラッカー仕上げに変更しました。 pic.twitter.com/xdPAzynhBn— Trafzck@ギターサービス (@trafzck) June 12, 2021