ESP STRINGER(ストリンガー)とは
STRINGERは、新しい弦を張る際に、どこで弦を切れば良いかを正確に測ることができる便利グッズ。ペグに巻きつける回数を正確に測ってカットすることで、トラブルを回避し、テンション感を安定させることができる。
新しい弦を張る際、弦をカットする位置は、ポストに何周巻き付けるかによって変わってくる。何周巻くべきなのか、そのためにどのあたりの位置で切るべきなのかは、ギターの種類や好みによって変わるが、割と曖昧な位置で弦をカットしている人が多いのではないだろうか。
「ペグ○個分」の位置で切るという測り方や、「長年の勘」で切るという人も多いが、こういった方法だと毎回正確に測るのは難しく、巻きつける回数が安定しない。そこで活躍するのがSTRINGER。STRINGERはポストのタイプや直径に合わせて、どこで切れば何周巻き付けることになるのかが一目でわかるようになっており、狙い通りの位置でカットすることが容易になる。
ESP STRINGERの使い方
STRINGERにはギター用のサイドホール(横から弦を通すタイプ)、トップホール(上から弦を挿し込むタイプ)とベース用の直径(8、11、14)の5種類の穴が空いており、対応した穴にポストを引っ掛ける。
その穴の先にある数字が「ペグに何周巻くか」を表しているので、2周巻き付けたいのであれば2の位置で弦をカットすれば良い。
ESP STRINGERを使うメリット
- 弦交換がスムーズ
- 様々なトラブルの回避
- テンション感の安定
弦交換がスムーズ
弦を切る位置を正確に測るのは、定規やメジャーを使って測ることももちろん可能。しかし、その度にその長さを思い出したりメモを見たりといった手間がかかってしまう。複数のギターやベースを使用していれば、それぞれでその数字も異なってくる。STRINGERがあれば、そういった手間が無く、スムーズな弦交換ができる。
トラブル回避
ペグへの巻き付け回数が多すぎたり少なすぎたりすると、様々なトラブルが起きてしまう。巻き数が多すぎると、伸びる余地が増えチューニングが狂いやすくなったり、逆に巻き数が少なすぎると、テンションが緩くなったり、弦が切れやすくなるなどといったトラブルの原因となる。正確に測ってカットすることでトラブルを回避できる。
テンション感の安定
巻き付ける回数が変化すると、押弦した際のテンション感も変化する。弦交換のたびにテンション感が変化するとプレイにも影響することになるので、毎回テンション感を安定させたい、あるいは調整をしたい場合にも、正確に測ることができるSTRINGERが役に立つ。