出席者が少ないと講義できないので、今日も講義はなし、実習のみ。
ネック材の左右の削り出しが終わったので、次はネック材の厚みを実寸に近づけていきます。
まず、1Fと12Fに実際のネックの厚み+1mmで削ります。
今回はネックの厚みを1Fを22mm、12Fを24mmで作ります。
指板材の厚みが6mmなので、1Fは22mm-6mm+1mmで17mm、12Fは24mm-6mm+1mmで19mmの厚みになるようにエコノミーサンダーで削ります。
横からの写真。1Fと12Fが削れているのがわかります。1Fと12Fの間をエコノミーサンダーで真っ直ぐに削っていきます。
スケールで真っ直ぐに削れているかチェックしながら削ります。
1Fと12Fの凹みがなくなり、ストレートになりました。
次は、ネックグリップの丸みをつけていきます。
エコノミーサンダーでは細かい加工はできないので、ざっくりと丸くなればOK。
真ん中まで削ってしまうとネックの厚みが変わってしまうので、赤い線のあたりを丸くなるように削ります。
次は、ボリュートとヒールの形を小刀で整えていきます。
こちらは加工前の状態。
ボリュートのなめらかな曲線が出るように削っていきます。
粗加工の段階なので、一旦これでOK。
次はネック材のトップ面(ボディ部分)に3mmの段差をつけるので、ルーターで削ります。
削る範囲は指板エンドからボディエンドまで。
ただし、指板エンドぎりぎりだとズレる恐れがあるので、3mmボディエンド側に寄せた位置から削り始めます。
削るラインを超えないように、当て木をルーターの脚が当たるように設置します。
これで削り過ぎを防げます。
一気に3mmは削らず、1mmずつ削っていきます。
今日は2mmまでしか削れませんでしたが、こんな感じでトップ面を落とし込みます。