今日も講義はなし、実習のみ。
昨日の続き、ヘッド裏の平面出しからやっていきます。
治具にネック材をセットし、ルーターを使ってフリーハンドで削っていきます。
ルーターは中心にドリルが付いているので、それを木材の位置まで下ろして削っていきます。
ルーター本体に目盛りが付いているので、削りたい深さの位置に目盛りを合わせます。
一気に削らず1mmずつ削るので、ドリル刃が材にあたるのはほんのわずかでOK。ここからは写真を撮り忘れたのですが、ヘッド厚の14mmの少し手前、厚さ14.5mmになる位置まで削りました。
次はボール盤でペグ穴を開けます。クルーソンタイプのペグ穴はΦ8.7で開けます。
次はネック材をハンドソーで切っていきます。実線の2〜3mm外側に加工線を書きます。このとき、ヒール部分の形もネック材に書いておきます。
ネックの外側をバンドソーで切っていくのですが、角度付きヘッドなので表側からだと切りづらいので、裏面から切れるように、まずは切り込みを入れていきます。片側4箇所くらい印をつけ、加工線まで切っていきます。
こんな感じで切り込みを入れました。
ネック材を裏返し、切込みの先端を線で結びます。これがネック材の加工線になります。
これは加工後、しかも表側の写真ですが、赤線の部分を裏側から切っていきました。
ヘッドの加工時は、ヘッド裏に捨て木を取り付けて切っていきました。角度付きヘッドなので、平行に切るために捨て木を両面テープで貼り付けます。
ヘッドは、バンドソーで曲線を切っていくのが難しい。一気には切らず、何度か小分けにして切っていきます。無理にバンドソーの刃を曲げようとすると危ないですし、木材が割れたりする可能性があるので慎重に。
今日はここまで。明日もネック材の加工をやります。