ギタークラフト

【3作目】フレットサイド溝埋め、ボディ材加工(外周荒加工、ピックアップザグリ):ギタークラフト学校日誌(150)

今日は月イチの教室開放を利用して3作目の製作を進めます。

昨日にフレット打ちが終わりました。
今回はバインディングなしなので、フレットサイドの溝をエポキシで埋めます。

指板の端材をヤスリで削って粉にします。

エポキシ樹脂のセメダイン ハイスーパー30を使います。

2つの液を1対1の割合で混ぜます。

混ぜ合わせたエポキシの液に指板材の粉を混ぜます。
粉の量は適宜で。できるだけ指板材に近い色に調整。

指板材の粉を混ぜたエポキシをマイナスドライバーでフレットサイドの溝に塗り込みます。
乾燥すると体積が減るので少し盛って塗ります。
指板サイドやフレットに付いてもいいですが、指板トップには付かないように注意。
塗り込んだら1日乾燥させます。

次はいよいよボディの加工です。
今回はナチュラルカラーにするので、木目が真っすぐのマホガニーを選びました。

ボディ材にセンターラインを罫書き、製図から外周やピックアップ、配線穴を罫書きます。

チューン・オート・マチックの位置はピックアップの位置が決まらないと正確な位置を出せないので、今の時点では罫書きしなくてOK。
外周は赤で加工線を罫書きます。

バンドソーで荒加工します。
ウエストの部分はバンドソーが入りにくいので、3箇所くらい縦に切れ込みを入れておきます。

切れ込みがあると切りやすい。

カッタウェイ部分はこの後の作業のときに必要なので、切らずに残しておきます。

ジョイントのザグリをやりたいのですが、時間が中途半端なのでリアピックアップのザグリをやります。
フロントピックアップはジョイントのザグリができた後にやるので、とりあえずリアピックアップのみです。

ルーターで加工するのですが、その前にボール盤で肉抜きをします。
肉抜きをしておくことでルーター加工が楽になります。
ビットの径は特に指定はないので、Φ13を使います。
ピックアップザグリの深さが20mmなので、それより2mm浅い18mmに設定して掘ります。

ピックアップザグリ用の治具を両面テープで貼り付け。

ルーターを深さ20mmに設定し、1mmずる下げて掘り掘り。

ぴったり20mm。

今日はこんな感じでおしまい。

ABOUT ME
稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中
└ギター製作の経験をほぼ毎日日記で更新
ギタークラフト製作日記

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

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