前回は5弦ベースにトップコートを吹き、水研ぎとバフがけをしました。
今回は塗装後のマスキングの剥がし、フレットエッジの丸め加工、フレットすり合わせをします。
↓前回作業

指板のマスキングの上に塗料が載っていて、そのままマスキングを剥がすとネック側に載った塗料まで剥がれてしまうので、指板エッジの塗料をスクレイパーで落とします。
スクレイパーは指板の内側に向かって動かします。
(外側に動かして剥がすとネック側の塗料までめくれてしまうので)
ナットのマスキングにも塗料が載っているのでスクレイパーで剥がします。
指板エッジの塗料を剥がせたら、マスキングを剥がしていきます。
このときもネック側の塗料が剥がれないように内側に向かって剥がします。
マスキングを剥がしたら、指板エッジに残っている塗料をスクレイパーで削っていきます。
このときもスクレイパーを内側に向かって動かしながら削ります。
フレットエッジに残っている塗料はデザインナイフで切れ込みを入れて切り落とします。
次はフレットエッジの丸め加工をします。
精密ヤスリだけでは完全に丸めることはできないので、角を落としイメージです。
フレットエッジの丸め加工のやり方は4作目のクラフト日誌に詳しく書いています

あまり上手ではありませんが、ある程度フレットエッジの角を落としたら、あとはこの後ろの高低のフレットすり合わせのときにペーパーで角を丸めます。
フレットエッジの角を取る際に精密ヤスリが指板エッジにあたってしまい少し凹んでしまいました。
これは、、、下手くそです、、、
指板エッジをスクレイパーで少し削って誤魔化します。
製品ならできないことですが、、、
次はフレットすり合わせをします。
指板にマスキングをし、スケールでストレートを確認します。
ある程度のフレットに高さのバラつきはフレットすり合わせで修正しますが、明らかにフレットが高い箇所がある場合は、フレットが埋まりきっていない可能性を疑います。
当て木をして玄能で打ち込んでみます。
あとは#320のサンドペーパーを貼ったすり板ですり合わせをします。
次はフレット上面の角を落とします。
削れた箇所をわかりやすくするために、油性マジックでフレット上面に色をつけておきます。
角を落とせたら#320のサンドペーパーでヤスリのキズを取りつつ、丸みをつけていきます。
キズが取れてきたら、#600→#800→#1000→#1200と番手をあげてキズを細かくしていきます。

ピカピカになりました。
と思ったら、フレットエッジをペーパーがけするの忘れていました、、、
フレットエッジもコンパウンドで磨いてキレイにします。
これでフレットは終わりです。