製図できたので、ネック材の加工に入ります。
今回ネック材に使用するのはメイプル材。
学校にストックしているメイプル材はそれぞれ木目や重さに個性があり、選定に迷いましたが、この材にしました。
ネックが動きにくい材を使いたいので、断面を見て木目が詰まっていて、重めの材を選定。
では材に罫書きします。
- センターラインを引く
- 0Fを罫書く(位置、幅)
- 12Fを罫書く(位置)
- 最終フレット、ネックエンド(位置、幅)を罫書く
※今回はヒサシあり。ヒサシの位置ではなくネックエンドを罫書き - 0Fとネックエンドの幅を結ぶ
- ヘッド外周を図面から書き写す(カーボン紙を使用)
- 加工線から2mmの位置に仕上げ線を罫書く
バンドソーで粗加工します。
0Fあたりに横の切れ目を入れ、ネックエンド側からサイドを切っていきます。
(切れ目はヘッドの形に合わせて横に切るか斜めに切るか判断)
ヘッド外周もバンドソーで粗加工します。
カーブしている部分はあまり攻めすぎず、かつ後の加工が楽になる位置まで切っておきます。
次の工程でプレーナーを使って厚みを調整するのですが、指板面に罫書いた線が消えてしまうので、断面にセンターラインを、側面に0Fの位置を罫書きしておきます。
そうすれば、指板面の罫書きが消えてもセンターラインと0Fから同じ位置に罫書きができます。
今日はここまで。
週明けからはトラスロッドの埋め込みやペグ穴加工などをやっていきます。