今日はマホガニー材のウッドフィラー(目止め)です。
マホガニーは導管が大きく、目止めをしないと塗料が導管に吸い込まれてしまいます。
なので、導管を埋めるための塗料を塗り込んでいきます。
ウッドフィラーをする前に、昨日にウッドシーラー(ヤニ止め)をしたので、ケバ取りをします。
これがケバ取り前の状態。
見た目は少しテカっていて、触るとザラザラしています。
#600のサンドペーパーで軽く磨いてケバを取っていきます。
力を入れて磨くと塗装を剥がれてしまうので、軽く撫でる程度で。
表面のザラザラしたケバが取れればOKです。
ウッドシーラーが垂れてダマになったところはスクレイパーで軽く削って平面にします。
#600でケバ取りした後のトップ。
ヘッドとネックもウッドシーラーを吹き付けているので、ボディだけでなく全体をケバ取りしました。
ではここからはウッドフィラーの作業です。
指板はウッドフィラーを塗らないので、マスキングで保護します。
指板トップはウッドシーラーの前に貼っているので、指板サイズにマスキングを貼ります。
ナットからスタートして、またナットに戻ってくるように、グルっとマスキングテープを一周させます。
貼る位置は、指板サイドとネックのちょうど境目に貼るか、ほんの少し指板サイドが見える位置まで貼ります。
ウッドフィラーの色が付かないように、ナットもマスキングで保護します。
指板マスキング完了。
ボディがメイプルトップの場合、トップにフィラーを塗らなくてよいので、新聞紙をボディの形に切り取ってマスキングで貼り付けて保護します。
本作はマホガニートップなのでボディの保護は不要です。
今回使えるウッドフィラーは、ブラックとナチュラルの2種類があります。
黒っぽくしたくないので、ナチュラルにしました。
ウッドフィラー用の塗料はカッチカチに固まってるので、シンナーを混ぜて少し柔らかくします。
柔らかすぎず硬すぎず、耳たぶくらいの硬さがよいとのこと。
耳たぶの硬さ、、、人によるな、、、
汚れないようにブルーシートを敷いて作業をします。
ボディサイド→バック→トップ→ヘッド→ネック→ボディのRの順番で塗っていきます。
全体を塗り終わったら、20分のインターバルを置いてもう1回塗ります。
なので、上記を2周することになります。
まずはボディサイドから。
布にウッドフィラーを付け、押し込むように塗り込んでいきます。
力を入れて押し込まないと導管にフィラーが入っていかないので、結構大変です。
フィラーは柔らかいので、グリグリと力を入れて押し込んでも大丈夫です。
人指し指が指しているあたりが塗った箇所と塗っていない箇所の境目です。
ちゃんと導管の奥まで入っているかは見てもわからないですね、、、
先生でも見ただけではわからないとのことなので、とにかくしっかり塗り込んでいかないといけません。
とりあえず1周目が終わりましたが、泥で汚したみたいになってんな、、、
このままだと2週目に塗るときに乾いたフィラーが邪魔になるので、布でざっと拭き落としておきます。
2週目の準備ができました。
もう1周やるんか、、、なかなかハード。
2周目が終わりました。
表面に乗っている余分なフィラーを落としていきます。
境目などはつまようじでこそぎ落とします。