ギタークラフト

3作目のヘッド整形:ギタークラフト学校日誌(145)

今日はヘッドの整形をしていきます。

バンドソーで加工線まで切ったのち、エコノミーサンダーで実線の近くまで削っていきます。

#150のペーパーでヘッドの外周の形を整えます。

ヘッドの上面はノミで削って形を整えます。

この角度からノミを入れてもうまく削れないので、削るのではなく、斜めにスライドさせながら切るように刃を入れます。

真剣に作業してるのに間抜けな顔してる。

先生に貸してもらった4.5mmのミニスコヤ。
これいい。早速Amazonでポチった。

2段階の角度がついたベベルカット。
写真で見て左側は先生にお手本として削ってもらったので、それに合わせて右側を削ります。

なんとか左右均等に仕上げられました。
クジラの尻尾みたい。

うん、イメージ通りに出来た気がする。

次はネック側を調整します。
まずはボリュートの形を罫書きし、エコノミーサンダーで荒加工。

ジョイント部分の罫書きもします。
ここで注意したいのは、今回はセットネック+チューンオートマチックで仕込み角がある点です。
下記はネックとボディを結合する支点となる部分で、今回は16フレットからジョイントさせます。
予め製図で書いておいた仕込み角(今回は2度)のラインで罫書きをします。
なので、プロトラクターを92度に合わせ、それをネックのトップにあて、92度の角度がついて直線を引きます。
ネックのトップに対して直角に線を引くのではなく、2度傾斜した角度で罫書きするのがポイントです。
これを間違えると仕込み角が足らなくなってしまい、弦高が高すぎる弾きにくいギターになってしまいます、、、

ネックエンドの直線も92度の角度がついた線を罫書きます。

今日はここまで。
明日はボリュートとネックグリップの加工をします。

ABOUT ME
稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中
└ギター製作の経験をほぼ毎日日記で更新
ギタークラフト製作日記

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
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