今日もどんどん3作目の製作を進めていきます。
昨日にヘッドの耳材と埋木を接着しました。
まずは埋木の飛び出ている部分を削って平面にします。
次はヘッドの平面だしをします。
耳材は少し段差をつけて接着したので、豆平鉋で削って平面にします。
豆平鉋は斜めにした状態で垂直に削っていきます。
このほうが安定して削れます。
あと、マホガニーは交錯木理で木目の向きが途中で変わるので、鉋で削っていて引っかかる箇所は削る向きを反対にして削ります。
ここでセンターラインを引いておきます。
指板部分は埋木の幅の中心でセンターラインを取ります。
その延長線上でヘッドにもセンターラインを引きます。
ヘッド表の平面出しができたので、製図の下にカーボン紙を敷いて形を写します。
ペグ穴の位置も罫書いておきます。
ペグ穴の位置がズレると致命的なので、センターラインからペグ穴の中心までの距離が正しく書けているかしっかり確認しておきます。
今回は両連ペグなので、方眼付きの三角定規を使って両方のペグ穴が平行になっているかも確認。これ大事。
次はヘッド裏の平面出しをします。
角度付き&ボリュート付きヘッドなので、ボリュートに必要な曲線を残しつつ、ペグが収まるように平面にします。
ペグの端から少し余裕を持たせた位置まで平面にするとしましょう。
ではルーターでヘッド裏の平面出し&厚みを調整します。
専用の治具に固定。
角度付きヘッドなのでネック側に三角の当て木を敷いて安定させます。
治具に対してヘッドがぴったり平面になっているか確認。
ルーターで掘る深さをセッティングします。
目標ぴったりではなく、目標の+0.5mmの位置まで掘ります。
なので、ヘッド厚14mm+0.5mm=14.5mmの厚みになるようにセッティング。
ヘッド先端の段差になっている箇所は使わないので掘っていません。
ここはあとでバンドソーで切り落とします。
ヘッド裏の平面出しができたので、ペグ穴を開けます。
クルーソンタイプのペグなので、ペグ穴の径はΦ8.7です。
次はヘッドとネックの粗加工をします。
ヘッドの形と指板幅を罫書きをします。
ヘッド角ありのヘッドなので、指板側は表側からバンドソーで切断しにくいので、裏側から切れるように指板側に数か所切れ込みを入れておきます。
バンドソーで表側から切れ込みを入れ、裏返して切れ込みの端を線で結ぶと切るラインがわかります。
それに沿って裏側から切っていきます。