
(ケンタトニック) ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)2023年入学 ギター歴25年 ドラム歴10年
G♭mコードとは
- G♭mコードは短3度+長3度の積み重ねで構成される、
短三和音(マイナートライアド)。 - 長3度は半音4つ分の音程、短3度は半音3つ分の音程で、
G♭mコードはG♭ B♭♭ (A) D ♭の3音で構成される。
※本記事の指板図はB♭♭をAで表記 - G♭から見て短3度=半音3つ分の音程はB♭♭ (A)
B♭♭ (A)から見て長3度=半音4つ分の音程はD♭
(G♭から見るとD♭は完全5度=半音7つ分の音程)
F♯mとG♭mの違い
- F♯とG♭は異名同音(音名は異なるが実際の音が同じ音)で、F♯mとG♭mはコードの押え方や実音は同じであるが、構成音の音名が異なる。
- F♯mとG♭mの構成音の違い
コード名 ルート音
(R)短3度
(m3)完全5度
(P5)F♯m F♯ A C♯ G♭m G♭ B♭♭
(A)D♭
↓F♯mコードの解説はこちら

G♭メジャーとG♭マイナーの違い
- G♭メジャーとG♭マイナーは3度の音が異なる。
- G♭メジャーの3度は長3度、G♭マイナーの3度は短3度。
- G♭メジャーコードの長3度の音を半音下げて短3度にするとG♭マイナーになる
| コード名 | ルート音 (R) | 長3度 (M3) | 完全5度 (P5) |
|---|---|---|---|
| G♭メジャー | G♭ | A♯ | C♯ |
| コード名 | ルート音 (R) | 短3度 (m3) | 完全5度 (P5) |
| G♭マイナー | G♭ | B♭♭ (A) | D♭ |
G♭メジャーはこちらの記事で解説

G♭mの読み方・コードネームの表記
- コードネームは「minor(マイナー)」の頭文字をとってG♭mと表記する。
- 「m」のほか、「minor」を省略した「min」「-」といった記号を使う。
※省略記号として「- (マイナス)」がよく使われる - G♭m、G♭min、G♭–のいずれも「ジー・フラット・マイナー」と読む。
| G♭マイナーの表記の種類 |
|---|
| G♭m |
| G♭min |
| G♭– |
G♭mの指板図一覧
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覚えやすい簡単な押さえ方(トライアド)
G♭マイナーコードのトライアドの転回形
- トライアド:3音で構成される三和音コード
- 転回形:ルート音以外が最低音となるコードの押さえ方
- 基本形:ルート音が最低音となる形
- 第一転回形:第三音を最低音に置いた形
- 第二転回形:第五音を最低音に置いた形
第一転回形
第二転回形
G♭mのコードトーン表(指板上の構成音の配置)
※コードトーン:三和音、四和音のコードの構成音
G♭マイナースケールではなく、G♭マイナーコードの構成音
ハイコードの押さえ方
- ローコード(オープンコード):開放弦を含む押さえ方
- ハイコード:開放弦を含まない押さえ方
6弦ルート①
■6弦2フレットをルート音とするハイコード
2フレットの1〜6弦を人指し指でセーハ
(セーハ…1本の指で複数弦を同時に押さえる)

6弦ルート②
■6弦14フレットをルート音とするハイコード
3、4弦は人差し指でセーハ
1、2弦は人差し指の第二関節あたりで軽く触れてミュート
5弦ルート①
■5弦9フレットをルート音とするハイコード
9フレットの1〜5弦を人差し指でセーハ
6弦はセーハしている人差し指の先で軽く触れてミュート

5弦ルート②
■5弦9フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の第二関節あたりで軽く触れてミュート
6弦は小指の先で軽く触れてミュートするか、鳴らないように弾く
4弦ルート①
■省略フォーム
6弦ルート①の押さえ方を省略した形、ルート音は4弦4フレット
1〜3弦を人差し指でセーハ
5、6弦は親の腹で軽く触れてミュート
※カッティングするときは5、6弦は中指の腹で軽く触れてミュートしたほうがやりやすい

4弦ルート②
■4弦4フレットをルート音とするハイコード
5弦、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
または、5弦は人差し指の先で軽く触れてミュートし、6弦は鳴らさないように弾く
中指、薬指、小指の押さえ方はDm (Dマイナー)のローコードの形

4弦ルート③
■4弦4フレットをルート音とするハイコード
4弦ルート②から2弦7フレットの押弦を省略した押え方
2弦は人差し指の腹で軽く触れてミュート
5弦は人差し指の先で軽く触れてミュートし、6弦は鳴らさないように弾く
覚えやすい簡単な押さえ方(トライアド)
シンプルな押さえ方① (6弦ルート)
■6弦14フレットをルート音とするハイコード
1〜3弦は人差し指の第一関節から第二関節のあたりで軽く触れてミュート
シンプルな押さえ方② (5弦ルート)
■5弦9フレットをルート音とするハイコード
1、2弦は人差し指の腹あたりで軽く触れてミュート
6弦は親の腹あたりで軽く触れてミュート
シンプルな押さえ方③ (4弦ルート)
■4弦4フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の腹で軽く触れてミュート
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
シンプルな押さえ方④ (3弦ルート)
■3弦11フレットをルート音とするハイコード
4弦は薬指の先で軽く触れてミュート
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
G♭マイナーのトライアドの第一転回形
最低音はAだが、ルート音をG♭とするG♭マイナーの転回形コード
Aはルート音のG♭から見て短3度の音なので第一転回形となる
- トライアド:3音で構成される三和音コード
- 転回形:ルート音以外が最低音となるコードの押さえ方
- 基本形:ルート音が最低音となる形
- 第一転回形:第三音を最低音に置いた形
- 第二転回形:第五音を最低音に置いた形
第一転回形① (4弦ルート)
■4弦4フレットをルート音とするハイコード
4、5弦を人差し指でセーハしつつ、
1〜3弦を人差し指の第一関節と第二関節の間あたりで軽く触れてミュート
第一転回形② (3弦ルート)
■3弦11フレットをルート音とするハイコード
3、4弦を人差し指でセーハしつつ、
1、2弦を人差し指の第一関節と第二関節の間あたりで軽く触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
第一転回形③ (2弦ルート)
■2弦7フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の第一関節あたりで軽く触れてミュート
4弦は中指の先で軽く触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
第一転回形④ (1弦ルート)
■1弦2フレットをルート音とするハイコード
1〜3弦を人差し指でセーハ
4弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
G♭マイナーのトライアドの第二転回形
最低音はD♭だが、ルート音をG♭とするG♭マイナーの転回形コード
D♭はルート音のG♭から見て完全5度の音なので第二転回形となる
第二転回形① (5弦ルート)
■5弦9フレットをルート音とするハイコード
1〜3弦は人差し指の第一関節と第二関節の間あたりで軽く触れてミュート
第二転回形② (4弦ルート)
■4弦4フレットをルート音とするハイコード
1、2弦は人差し指の腹あたりで軽く触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
第二転回形③ (3弦ルート)
■3弦11フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の腹で軽く触れてミュート
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
第二転回形④ (2弦ルート)
■2弦7フレットをルート音とするハイコード
4弦は中指の先で軽く触れてミュート
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
G♭mコードの構成音
| 音程 | ルート音 | 短3度 | 完全5度 |
|---|---|---|---|
| 構成音 | G♭ | B♭♭ (A) | D♭ |
| 度数表記の読み方 | |||
|---|---|---|---|
| R P1 | ルート音 完全1度 | - | - |
| M2 | 長2度 | m2 | 短2度 |
| M3 | 長3度 | m3 | 短3度 |
| P4 | 完全4度 | - | - |
| ♯4 | 増4度 | - | - |
| P5 | 完全5度 | - | - |
| ♯5 | 増5度 | ♭5 | 減5度 |
| M6 | 長6度 | m6 | 短6度 |
| M7 | 長7度 | m7 | 短7度 |
| - | - | ♭♭7 | 減7度 |
| P8 | 完全8度 | - | - |
| M9 | 長9度 | - | - |
| ♯9 | 増9度 | ♭9 | 短9度 |
| P11 | 完全11度 | - | - |
| ♯11 | 増11度 | - | - |
| M13 | 長13度 | ♭13 | 短13度 |
画像(指板図やスケール表)は当サイトへリンクを張ってもらえれば転載OKです。



























