Gmadd9コード (Gマイナー・アドナインス) の押さえ方9通り・指板図・構成音

執筆者：稲垣 健太 Kenta Inagaki
（ケンタトニック） ESPギタークラフトアカデミー大阪校（GCA）2023年入学 ギター歴25年 ドラム歴10年

中学2年の時にギターをはじめ、学生時代は軽音楽部でバンド活動に没頭し、卒業後はCDショップで働きながら多様な音楽に触れる。現在はWebディレクションの仕事をしながら、ESPギタークラフトアカデミーに通いギター製作の専門知識・技術を学んでいる。

Gmadd9コード(Gマイナー・アドナインス)とは

• Gmadd9は、三和音のGマイナーに長9度(ナインス)の音を加えたコード
• コード表記はGmadd9、Gm(add9)など
• 「add」は「加える」や「追加する」という意味で、コードでは「add9」＝「9度を追加する」という意味になる
• Gmadd9は「Gm」に「add9」=「長9度を追加」したもので、「Gm7」に「長9度を追加」したGm9とは別のコード
  ※Gmadd9のように三和音に長9度を加える場合に「add」の表記を使う
• 構成音は「ルート・短3度・完全5度・長9度 (R・m3・P5・M9)」

コードネームの表記

コードネームの表記は「Gmadd9」「Gm(add9)」など
Gmとadd9の間はスペースを空けずに詰めて表記することが多い

Gmadd9とGm9の違い

• Gmadd9とGm9は、7度の音を含むかどうかが大きな違い
• Gm9はGm7(9)を省略した表記で、本来はコード名に「7」が含まれる

Gm9はこちらの記事で詳しく解説

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Gmadd9コードの指板図一覧

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Gmadd9の 指板上の音の配置

▶ ◯madd9の構成音
指板上の音の配置一覧

ローコードの押さえ方

• ローコード(オープンコード)：開放弦を含む押さえ方
• ハイコード：開放弦を含まない押さえ方

ローコード①

4、5弦は開放弦

ハイコードの押さえ方

6弦ルート①

■6弦3フレットをルート音とする押さえ方
親指で6弦3フレットを押弦
(4弦5フレットでルート音のGを押さえているので省略可)
2、3弦は人差し指でセーハ
5弦は親指の腹で軽く触れてミュート

6弦ルート②

■6弦3フレットをルート音とする押さえ方
1〜6弦を人差し指でセーハ
※1弦3フレット(Gの音)は鳴らなくてもGmadd9として成立するため、
押弦がきつい場合は省略可

6弦ルート③

■6弦15フレットをルート音とする押さえ方
1弦は人差し指の腹で軽く触れてミュート
5弦は小指の腹で軽く触れてミュート

5弦ルート①

■5弦10フレットをルート音とする押さえ方
1〜5弦を人差し指でセーハ
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート

5弦ルート②

■5弦10フレットをルート音とする押さえ方
1弦は人差し指の付け根あたりで軽く触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
指を少し斜めにして押弦すると押さえやすい

5弦ルート③

■5弦10フレットをルート音とする押さえ方
3弦は人差し指の腹で軽く触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート

4弦ルート①

■4弦5フレットをルート音とする押さえ方
6弦ルート①から6弦3フレットの押弦(Gの音)を省略した形
2、3弦は人差し指でセーハ
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート

4弦ルート②

■4弦5フレットをルート音とする押さえ方
5弦は薬指の先で軽く触れてミュート
6弦は鳴らさないように弾く

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Gmadd9コードの構成音

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