Bmadd9コード (Bマイナー・アドナインス) の押さえ方8通り・指板図・構成音

2023年3月7日

執筆者：稲垣健太 Kenta Inagaki
（ケンタトニック） ESPギタークラフトアカデミー大阪校（GCA）2023年入学ギター歴25年ドラム歴10年

中学2年の時にギターをはじめ、学生時代は軽音楽部でバンド活動に没頭し、卒業後はCDショップで働きながら多様な音楽に触れる。現在はWebディレクションの仕事をしながら、ESPギタークラフトアカデミーに通いギター製作の専門知識・技術を学んでいる。

Bmadd9コード(Bマイナー・アドナインス)とは

Bmadd9は、三和音のBマイナーに長9度(ナインス)の音を加えたコード
コード表記はBmadd9、Bm(add9)など
「add」は「加える」や「追加する」という意味で、コードでは「add9」＝「9度を追加する」という意味になる
Bmadd9は「Bm」に「add9」=「長9度を追加」したもので、「Bm7」に「長9度を追加」したBm9とは別のコード
※Bmadd9のように三和音に長9度を加える場合に「add」の表記を使う
構成音は「ルート・短3度・完全5度・長9度 (R・m3・P5・M9)」

コードネームの表記は「Bmadd9」「Bm(add9)」など
Bmとadd9の間はスペースを空けずに詰めて表記することが多い

Bマイナー・アドナインスの表記の種類	読み方
Bmadd9	Bマイナー・アドナインス
Bm(add9)	Bマイナー・アドナインス

■Bmadd9
三和音のBマイナーに長9度を足したコード
※7度の音を含まない

■Bm9
四和音のBm7に長9度を足したコード
※7度の音を含む

Bm9はこちらの記事で詳しく解説

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■6弦7フレットをルート音とする押さえ方
親指で6弦7フレットを押弦
(4弦9フレットでルート音のBを押さえているので省略可)

2、3弦は人差し指でセーハ
5弦は親指の腹で軽く触れてミュート

■6弦7フレットをルート音とする押さえ方
1〜6弦を人差し指でセーハ
※1弦7フレット(Bの音)は鳴らなくてもBmadd9として成立するため、
押弦がきつい場合は省略可

■6弦7フレットをルート音とする押さえ方
1弦は人差し指の腹で軽く触れてミュート
5弦は小指の腹で軽く触れてミュート

■5弦2フレットをルート音とする押さえ方
1〜5弦を人差し指でセーハ
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート

■5弦14フレットをルート音とする押さえ方
1弦は人差し指の付け根あたりで軽く触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート
指を少し斜めにして押弦すると押さえやすい

■5弦14フレットをルート音とする押さえ方
3弦は人差し指の腹で軽く触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート

■4弦9フレットをルート音とする押さえ方
6弦ルート①から6弦7フレットの押弦(Bの音)を省略した形

2、3弦は人差し指でセーハ
5、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート

■4弦9フレットをルート音とする押さえ方
5弦は薬指の先で軽く触れてミュート
6弦は鳴らさないように弾く

音程	ルート音	短3度	完全5度	長9度
構成音	B シ	D レ	F♯ ファ♯	C♯ ド♯