CmMaj7コード (CmM7) の押さえ方13通り・指板図・構成音

2025年5月29日

CmMaj7(Cマイナー・メジャーセブンス)の押さえ方をギターの指板図で13通り紹介しています。CmMaj7の構成音の解説に加え、CmMaj7のコードトーン表も掲載していますので、ぜひコード学習の参考にしてください。

執筆者：稲垣健太 Kenta Inagaki
（ケンタトニック） ESPギタークラフトアカデミー大阪校（GCA）2023年入学ギター歴25年ドラム歴10年

中学2年の時にギターをはじめ、学生時代は軽音楽部でバンド活動に没頭し、卒業後はCDショップで働きながら多様な音楽に触れる。現在はWebディレクションの仕事をしながら、ESPギタークラフトアカデミーに通いギター製作の専門知識・技術を学んでいる。

CmMaj7コードとは

CmMaj7は、三和音のCm（Cマイナー）に、長7度(Maj7)の音を加えた四和音のコード
※ルート音のCから見て長7度はB
Cm7の短7度の音B♭が半音上がって長7度の音Bになったコードと覚えてもよい
CmMaj7の読み方は「Cマイナー・メジャーセブンス」
※「m」がマイナー、「Maj」がメジャーを表す
コードネームの表記は、CmMaj7、CmM7、Cm△7、Cm(maj7)など複数ある
構成音は「ルート・短3度・完全5度・長7度 (R・m3・P5・M7)」
単体で使われることは少なく、半音ずつ移動するライン・クリシェなどで使われることが多い

コード名	ルート音	短3度	完全5度	–
Cm	C	E♭	G	–
コード名	ルート音	短3度	完全5度	短7度
Cm7	C	E♭	G	B♭
コード名	ルート音	短3度	完全5度	長7度
CmMaj7	C	E♭	G	B

コードネームの表記

「m」「min」「-」は「minor」を省略した記号
「M」「Maj」「△」は「major」を省略した記号

Cマイナー・メジャー・セブンスの表記の種類
CmMaj7
Cm(maj7)
Cm△7
CmM7
Cmin(Maj7)
C-(Maj7)

CmMaj7コードの指板図一覧

▶ギターコード表の見方

▶ ギターコード一覧

▶ギターコード表の見方

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CmMaj7のコードトーン表（指板上の構成音の配置）

※コードトーン：三和音、四和音のコードの構成音

▶ ◯mMaj7の構成音
指板上の音の配置一覧

ローコードの押さえ方

ローコード(オープンコード)：開放弦を含む押さえ方
ハイコード：開放弦を含まない押さえ方

ローコード①

2、3弦は開放弦
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート

ハイコードの押さえ方

6弦ルート①

■6弦８フレットをルート音とするハイコード
8フレットの1〜6弦を人指し指でセーハ
（セーハ…1本の指で複数弦を同時に押さえる）

6弦ルート②

■6弦８フレットをルート音とするハイコード
2、3弦は人差し指でセーハ
1弦は人差し指の第一関節あたりで軽く触れてミュート
5弦は中指の腹で軽く触れてミュート

6弦ルート③

■6弦8フレットをルート音とするハイコード
6弦ルート②の6弦を親指で押さえる方法
1弦は人差し指の第二関節あたり軽く触れてミュート
5弦は親指の先あたりで触れてミュートする

6弦ルート④

■6弦8フレットをルート音とするハイコード
４、５弦は中指の腹で軽く触れてミュート

5弦ルート①

■5弦3フレットをルート音とするハイコード
1〜5弦は人差し指でセーハ
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート

5弦ルート②

■5弦3フレットをルート音とするハイコード
5弦ルート①から1弦3フレット（Gの音）の押弦を省略した押さえ方
1弦は人差し指の第二関節あたりで軽く触れてミュート
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート

5弦ルート③

■5弦3フレットをルート音とするハイコード
4弦は人差し指の腹で軽く触れてミュート
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート

5弦ルート④

■5弦15フレットをルート音とするハイコード
人差し指は2、3弦をセーハしつつ、第二関節あたりで1弦に軽く触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュートするか、押弦していない中指で触れてミュート

4弦ルート①

■4弦10フレットをルート音とするハイコード
5弦は可能であれば小指の先で触れてミュート
6弦は親指の腹で軽く触れてミュート

4弦ルート②

■4弦10フレットをルート音とするハイコード
5弦は人差し指の先で、6弦は親指の腹で軽く触れてミュート

3弦ルート①(第二転回形)

■3弦5フレットをルート音とするハイコード
5弦は可能であれば中指の先で軽く触れてミュート
6弦は鳴らないように弾く

※CmMaj7コードの第二転回形
この押さえ方の最低音は4弦5フレットのGであるが、
ルート音を3弦5フレットのGとする転回形のコード
Gはルート音のCから見て完全5度の音なので第二転回形となる

1弦ルート①(第三転回形)

■1弦8フレットをルート音とするハイコード
5、6弦は親で軽く触れてミュート

※CmMaj7コードの第三転回形
この押さえ方の最低音は4弦9フレットのBであるが、
ルート音を1弦8フレットのCとする転回形のコード
Bはルート音のCから見て長7度の音なので第三転回形となる

▶ ギターコード一覧

▶ギターコード表の見方

CmMaj7コードの構成音

音程	ルート音	短3度	完全5度	長7度
構成音	C ド	E♭ ミ♭	G ソ	B シ

度数表記の読み方
R P1	ルート音完全1度	-	-
M2	長2度	m2	短2度
M3	長3度	m3	短3度
P4	完全4度	-	-
♯4	増4度	-	-
P5	完全5度	-	-
♯5	増5度	♭5	減5度
M6	長6度	m6	短6度
M7	長7度	m7	短7度
-	-	♭♭7	減7度
P8	完全8度	-	-
M9	長9度	-	-
♯9	増9度	♭9	短9度
P11	完全11度	-	-
♯11	増11度	-	-
M13	長13度	♭13	短13度