グラナディロ(Granadillo)とは
グラナディロは、エレキギター/ベースの指板材や、アコースティックギターのサイド/バック材として用いられる木材。ローズウッドに近く、その代替材として使われることも多い。学名は「Platymiscium pinnatum」で、「グラナディーロ」や「トレボル」と呼ばれることも。
非常に似た名前の「グラナディラ」という木があるが、こちらは「グレナディラ」「アフリカン・ブラックウッド」とも呼ばれる木で、同じマメ科ではあるものの産地も違う別物なので間違えないように注意が必要。
グラナディロ pic.twitter.com/8Gpe5M3ZZn
— 新発田屋(シバタヤ)/ 材木屋・製材所 (@SOLiD_MUKU) June 11, 2021
グラナディロ 薄板セット 入荷しました。
5ミリ厚です(*´▽`*)#グラナディロ pic.twitter.com/ZXg2Z64DPq— 唐木のダイキン (@karakisozai) June 4, 2021
グラナディロの特徴
- ローズウッドの仲間
- ハカランダに近い音響特性
ローズウッドの仲間
グラナディロはローズウッドの仲間として知られており、その代替材として使われる。メキシコ産マメ科の木材であり、「メキシカン・ローズウッド」や「南米紫檀」と呼ばれることもあるが、ローズウッド(マメ科ツルサイカチ属)ではない。
《グラナディロ🌳》
一度紹介しましたが(画像3枚目が過去に紹介したもの)、木目が全く異なるものなので再度紹介🤗中南米産マメ科広葉樹。ローズウッドの代替材として注目‼️南米紫檀とも呼ばれていますが紫檀ではありません。木肌は滑らかで今回のものは非常に光沢感がありますね✨#木材孝佳 pic.twitter.com/2q03M8BPZR— 木材孝佳🌳(木材おじさんアカウント) (@TKYSmokuzai) October 11, 2018
ハカランダに近い音響特性
グラナディロのサウンドは硬めで、ハカランダ(ブラジリアンローズウッド)やココボロに近い音響特性を持つと言われている。ハカランダやココボロはワシントン条約で輸出入が規制されており希少で高額だが、グラナディロは現在のところ規制の対象外となっているので、これらの代替材として重宝されている。
グラナディロを使ったギター
Gibson J-45 Granadillo
Gibsonの『J-45 Granadillo Tonewood Edition』。サイド/バック材にグラナディロを採用し、数量限定で発売されたモデル。
泣く子も黙る王道アメリカン・アコースティックギター、Gibson J-45に限定でSIDE/BACKにグラナディロを採用したスペシャルモデルが誕生!
^WEBSHOP https://t.co/qeQWSXDTDs pic.twitter.com/otzf3onXFu— イシバシ楽器 (@ishibashimusic) December 4, 2016
Martin 000-16E
Martinのエレアコ『000-16E』こちらもサイド/バック材としてグラナディロが使われている。
FUJIGEN J-Standardシリーズ
フジゲンのJ-Standardシリーズの中に、グラナディロ指板を採用した製品がいくつかある。こちらはアッシュボディにグラナディロ指板の『JIL2-ASH-DE664-G』というモデル。
もひとつメタル専用機として愛されているのが、JILのダークエボリューションシリーズ。こちらはJIL2-ASH-DE664-G/OPB(https://t.co/6s31kLTzF1)と言います。スケールが通常より少し長い664mmで、ダウンチューニングしても適度なテンション、ハリのある鳴りを得ることができます。#メタルギター pic.twitter.com/jbGotnI24Y
— フジゲンオンラインショップ (@fujigenonline) March 4, 2021
こちらはベース『JMJ-ASH-DE-G』。これら以外にもフジゲンでは割と積極的にグラナディロを採用している様子。
イケメソくんにFujigenの新製品JMJ-ASH-DE-Gをご購入いただきました!
めちゃかっこよいです。グラナディロ指板を採用。所謂ローズ系の材ですが、ローズより密度が高く、赤みが強いです。良いですよ、グラナディロ。
PUにはEMGを採用。タップもできるので、幅広くサウンドメイクできます。 pic.twitter.com/yphXKhDni0
— add9 Guitars (@add9_Guitars) July 30, 2019