ギター用語

パーフェロー ‐ ローズウッドの代替として使われる指板材

ギタコン運営者:稲垣健太
執筆者:稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター歴25年 ドラム歴10年
ヤマハ音楽教室のアコースティックギターコースに5年、ドラムコースに5年に通う。シアーミュージックのボイトレに4年、話し方コースに3年通う。2023年からESPギタークラフトアカデミーでギター製作の技術を学ぶ。2026年より同校のアシスタント講師として勤務。日々プロ視点で楽器の構造やメンテナンスに携わる。これらの知見を活かし、単なるユーザー目線ではない「技術者・指導者目線」での教室選びを提案しています。
ギター製作風景はYouTubeで公開中→@GuitarConcierge

パーフェロー(pau ferro)とは

パーフェローは、主に指板材として用いられる木材。資源量が豊富で、入手が困難になったローズウッドの代替材として使われることが多い。別名「モラド」。また、南米のブラジルやボリビアが産地であることから、「ボリビアン・ローズウッド」と呼ばれることもあるが、ローズウッドとは全くの別物。

ローズウッドの代替材として

以前から指板材として用いられていたが、2017年のワシントン条約インディアン・ローズウッドが規制対象となり輸出入が難しくなったことから、その代替として見た目や質感の近いパーフェローが注目を集める形となった。

中でもFenderがメキシコのエンセナダ工場で製造しているギター・ベースをローズウッドからパーフェローに切り替えたことが、パーフェローが広く使われるきっかけの一つになったと言える。

メキシコ製の『Player』シリーズ。7万円前後で手に入るお手頃価格のモデル。

安価なモデルに広く使われるようになったことから、「代替材=劣化版」と思われがちだが、もともとは高級なモデルにも使われていたように、ローズウッドの下位互換のような木材というわけではない。

Fenderでは以前からスティーヴィー・レイ・ヴォーンやジャコ・パストリアスのモデルにパーフェローを使用していた。

Stevie Ray Vaughan Stratocaster

Jaco Pastorius Jazz Bass

パーフェローの特徴、ローズウッドとの違い

  • 明るい赤橙色に黒い縞模様
  • 立ち上がりの良い、クリアなサウンド

パーフェローは少し明るい赤橙色に、黒い縞模様が入る。ローズウッドと比べても明るい色味に、木目も目立ちやすい見た目をしている。

木材の硬さや含まれる油分はローズウッドに近いものの、サウンドの特性については立ち上がりが速く、エボニーに近いと言われている。Fenderの公式サイトでは、「切れのよいアタックとクリアなサウンド」と表現している。

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タケ
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

ギター歴23年。

愛器:Gibson Les Paul Custom、Black Cloud Aging Label #022、Stilblu #100、Legator Ninja N7FX

日々、ギターのお勉強中。