今回はナット溝加工をします。
↓前回作業

1フレットにシャーペンを横向きにあて、指板Rに沿って罫書き、そのラインまで鉄ヤスリ(中目)で削って高さを落とします。
溝の位置を罫書きます。
6弦の溝は指板エンドから4mm、1弦の溝は指板エンドから3mmの位置に罫書きをします。
ナット溝は幅が狭いナットファイルからスタートし、各弦の太さに応じたナットファイルで削っていきます。
まずは1〜6弦をすべて90mmの目立てヤスリで削り、2弦以降は徐々に溝を広くしていきます。
1弦は90mm、2弦は100mmの目立てヤスリを使い、3弦は2弦用のナットファイル、3弦は2弦用、4弦は3弦用or2弦用、5弦は4弦用or3弦用、6弦は5弦用or4弦用を使います。
ただし、弦のゲージによっては溝が広すぎてしまうので、3〜6弦はもうひとつずつ幅を狭くしてもいいかもしれません。
ナット溝の幅が広いと開放弦でビビりますし、狭いとチューニングが安定しないので、ナット溝の幅はシビアに調整する必要があります。
あるていど削ったら、弦をあてて溝の幅を確認しながら削ると失敗しにくいです。
溝の高さはカッターナイフの刃をあて、1フレットと刃の間にどれくらい隙間があるか確認。

溝の深さの調整ができたら、鉄ヤスリ(中目)ヘッド側に傾斜をつけます。
弦を横方向に揺らし、ナット溝の幅が広すぎないか確認。
6弦の溝が弦に対して広すぎたので、横方向に揺らすと弦が横方向に動いてしまいます。
これではチューニングが安定しないので補修が必要です。
本来ならナットごと交換したほうがいいのですが、今回はナットを削って一度ナット溝を埋め、再度、溝を削りたいと思います。
鉄ヤスリでナットを削って粉にします。
ナットを削った粉を溝に埋めます。
マイナスドライバーを使ってギュッギュッと押し込みます。
5弦の溝も広かったので埋めました。
接着剤が固まったら、同じようにナットファイルで溝を削ります。
2フレット寄りの3フレットを押さえ、1フレットと弦の間が名刺1枚分の隙間になっているか確認。
名刺1枚分よりも薄くなってしまいましたが、ビビリはないのでOKとします。
ピックアップを取り付け、各弦の通り道の下にポールピースが来ているか確認。
各弦のポールピースの位置とだいたい合っているのでOKです。