今日はフレットすり合わせをします。
60cmスケールをフレット上に置き、フレットの高さを確認します。
新品のフレットですが高さにバラツキがあるので、どのフレットが高いか、または低いかを確認する作業です。
ハイポジはフレットが高いとチョーキングで詰まってしまうので、ローポジのフレット高より少し低い状態にします。
すり板に#320のペーパーを貼ってフレットをすり合わせ。
弦の通り道を意識して磨くのがポイント。
都度60cmスケールでフレット全体の高さをチェックしながらすり合わせしていきます。
1フレットは最も高い状態にしたいのでペーパーが当たらないように磨きます。
次はフレットファイル(フレット専用やすり)でフレット上面の角を落としていきます。
すり板でフレット上面が平らになっている=台形のような形になっていて、このままでは演奏時に弦が角に当たってピッチがズレてしまうので、フレットファイルで角を取る=山なりの形にして頂点を作ります。
平らになっている部分をわかりやすくするために、フレット上面を油性マジックで塗っておきます。
塗ったマジックがフレットの真ん中に残るくらいの加減で削っていきます。
マジックはこのあとの磨きの工程で消えるので、真ん中に残っていてOKです。
むしろ、マジックが全部消えてしまうのは削り過ぎです。
フレットファイルでの磨きは終わりましたが、写真の画角を間違えました。
横から取らないと仕上がり具合が全くわからない。ケンタトニックのバカ。
次は、先が鋭角になったゴムパッドにサンドペーパーを巻き、フレットに丸みをつけていきます。
ペーパーは#320→#600→#1000→#1200と番手を上げてキズを細かくしていきます。
こんな感じでフレット上面をゴムパッドを往復して磨きます。
教室にカタカタカタカタという音が響き渡っています。
#800で磨いた状態です。
時間がなくてまだ磨き終えていませんが、番手を上げるごとに徐々に傷が細かくなってきました。
明日は祝日なので学校はお休み。
明後日はフレット磨きの続きをやって、ナット調整や組み込みをやっていきます。