フレットバターとは
「フレットバター(FRET BUTTER)」は、フレットを磨く際に使用する専用のクロス。他の方法と比べて簡単にフレット磨きができる便利なアイテム。アメリカのdmi guitar labsから発売されている商品。
プロも愛用。
ワイの大好物フレットバター😘#fretbutter pic.twitter.com/U5TsI8Wf1x
— 大村孝佳🚬🍺✋(΄⌒◞౪◟⌒`) (@TakayoshiOhmura) October 20, 2018
フレットバターの特徴
フレットを磨くアイテムとしてはスクラッチメンダーやピカールのような研磨剤を使う方法があるが、研磨剤が指板に付いてしまうのを避けるためにマスキングテープ等を使って保護する必要がある。何枚ものマスキングテープを貼り、一本ずつフレットを磨くのは非常に手間がかかる。
しかしフレットバターは、研磨剤が入っておらず、指板に優しい成分なので、テープ等でマスキングする必要がなく、そのまま指板全体を一気に擦ってフレットの汚れを落とすことができる。また、同時に指板に潤いを与えることもでき、ヒビや割れを防ぐこともできる。
フレットバターの使い方
使い方は非常に簡単。弦を取り外してから、パッケージから取り出したフレットバターで指板面を軽く拭き成分を全体に行き渡らせ、別のクロス(使い古したタオルなどで可)でフレットをゴシゴシと磨いていく。クロスが黒くならなくなるまで拭いたら完了。
パッケージにはチャックが付いており、使用後は戻して保管することで、1枚で約20回ほど使用が可能となっている。
フレットバターの注意点
非常に便利なフレットバターだが、いくつか注意点もある。
- フレット以外の金属パーツには使えない
- オイルフィニッシュのメイプル指板には使えない
- 金属製のインレイが施された指板にも非推奨
スクラッチメンダーの場合、フレット以外の金属パーツを磨く際にも使用することができるが、フレットバターはあくまでもフレット専用。ペグやブリッジといった他の金属パーツを磨く際にはスクラッチメンダーのような研磨剤を用意しよう。
また、オイルフィニッシュのメイプル指板や、塗装が剥がれたり欠けていたり、割れ等で塗装から木部が露出している場合は黒ずんでしまうことがあるので注意が必要。