ポジションマークとは
ポジションマークは、ギターやベースのフレット数を確認するために、指板面や指板サイドに付けられたマークのこと。
ポジションマークの役割
演奏性のため
ポジションマークは、演奏中にフレット数を目視しやすくするために入れられる。
ポジションマークが入るフレットは、1,3,5,7,9,12,15,17,19,21が一般的。1フレットや3フレットにはマークがない場合も多い。また、12フレットは開放弦の1オクターブ上にあたることから、他のマークとは違うデザインになっていることがある(ドットインレイが2つになっているなど)。
また、見た目を重視してポジションマークがないギターもある。クラシックギターの場合は伝統的にポジションマークが付いていない。(初心者用には付いている場合も)
ポーランドのメーカー・MAYONESのギターには基本的に指板のポジションマークが無い。
ポジションマークは指板面だけではなく、指板サイドに付けられる場合もあり、指板面に無い場合はサイドに付けられていることが多い。サイドのポジションマークは、立って演奏する際に見やすくなる。
ポジションマークの意味
装飾のため
ポジションマークには、装飾としての役割もある。ポジションマークにはインレイが施されることが多く、形状や材質によって見た目の印象も大きく変わってくる。シンプルなものから、ド派手で逆にポジションがわかりにくくなるような本末転倒なインレイなど様々。
ポジションマークの種類
ドット
最もポピュラーで、シンプルなドットのポジションマーク。
ブロック
こちらもポピュラーなブロックタイプ。Gibsonのレスポールカスタムに見られる長方形のインレイ。
ディッシュ
レスポール・スタンダードやSG等、Gibson系のギターで見られるお皿の形のマーク。
ヘキサゴン
ヘキサゴンは六角形のポジションマーク。Martinの高級機種など、アコースティックギターに見られる。
スロッテッドダイアモンド
切り込みの入った小さな菱形のポジションマーク。こちらもMartinなど、高級なアコースティックギターに見られる。
クラウン
王冠型のポジションマーク「クラウン」。
ダブルパラレグラム
平行四辺形が2つ並んだダブルパラレグラム。Gibsonの高級アコースティックなどで見られる。
スノーフレイクス
雪の結晶の形をした「スノーフレイクス」
シャークフィン
サメのヒレをイメージした「シャークフィン」は、Jacksonなどで見られる、攻撃的なルックスのマーク。
シャークトゥース
サメの歯をイメージした「シャークトゥース」は、Ibanezのギターに見られる。
バードインレイ
PRSを象徴する、羽ばたく鳥を描いたバードインレイ。
LED
指板に電池駆動のLEDを埋め込んだポジションマーク。暗いステージでも確実にポジションを視認できるのはもちろん、それ以上に客席からの注目を集めることは間違いない。
Luminlay(ルミンレイ)
あらかじめ光を当てておくこと、で暗所で発光する蓄光材料を用いたポジションマーク。
画像が消えたのでリトライ!SAITO Guitars オプションの Luminlay サイドドット。
マクノウト の Glow in the Dark 同様に短時間の集光でバッチリ光ります!
メイプル指板用もあり♪#齋藤楽器工房 pic.twitter.com/6gcmfaDmiz— Bottom's Up Guitars(ボトムズアップギターズ)公式 -東京本店- (@BuGtrs) July 17, 2016
ルミンレイの詳細は該当記事にて。