ギター用語

モンキーグリップとは ‐ ギターのボディに空けられた取っ手のこと

ギタコン運営者:稲垣健太
執筆者:稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター歴25年 ドラム歴10年
ヤマハ音楽教室のアコースティックギターコースに5年、ドラムコースに5年に通う。シアーミュージックのボイトレに4年、話し方コースに3年通う。2023年からESPギタークラフトアカデミーでギター製作の技術を学ぶ。2026年より同校のアシスタント講師として勤務。日々プロ視点で楽器の構造やメンテナンスに携わる。これらの知見を活かし、単なるユーザー目線ではない「技術者・指導者目線」での教室選びを提案しています。
ギター製作風景はYouTubeで公開中→@GuitarConcierge

モンキーグリップとは

「モンキーグリップ」は、ギターのボディに空けられた取っ手のような穴のこと。

主にスティーヴ・ヴァイの愛機であるJEMシリーズに空けられた、指がフィットする形状の穴が「モンキーグリップ」と呼ばるが、それ以外のギターにおいてもボディに空けられた取っ手のような穴=モンキーグリップと呼ばれることが多い。

スティーヴ・ヴァイのJEMシリーズ

モンキーグリップと言えば、IBANEZから発売されているスティーヴ・ヴァイのシグネイチャーモデル『JEM』シリーズ

1985年にヴァイ自身がデザインしたもので、モンキーグリップは音響的にはこれといったメリットはないそうだが、「誰も真似しないような、象徴になるような仕様が欲しかった」と語っており、その言葉通り独創的なルックスはモンキーグリップと言えばスティーヴ・ヴァイ、スティーヴ・ヴァイと言えばモンキーグリップというほどヴァイの代名詞となっている。また、ライブ等ではグリップを持っての演奏やパフォーマンスにも使われている。

JEMを作る以前にハリウッドの『Performance Guitar』というショップで購入したというボディに、グリップがある。

進化したJEM、『PIA』

JEMシリーズの登場から30周年を記念して新たに作られ、2020年のNAMMショーで発表されたのが、スティーヴ・ヴァイのシグネイチャーモデル『PIA』シリーズ。このモデルではモンキーグリップが花弁をイメージした形状に変化している。

発表時の記者会見では、PIAの製作にあたり最初に変更したのがグリップであり、JEMのモンキーグリップほど実用的なグリップは無く、花弁型のグリップは見た目を重視したと話している。

その他のモンキーグリップ

形状は異なるが、ボディに穴の空けられたギターやベースは他にも存在しており、それらも同様に「モンキーグリップ」と呼ばれる。

テスコのTG-64は、1965年に公開された加山雄三主演の映画『エレキの若大将』でも登場。田中邦衛が弾いているギターにモンキーグリップがあることがわかる。

ESPやEDWARDSから発売されているDragon Ashの故・馬場育三シグネチャーモデルにもグリップがある。

前述の動画で登場したJEMのプロトタイプをコピーしたフェルナンデスのSTX-85

ABOUT ME
タケ
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

ギター歴23年。

愛器:Gibson Les Paul Custom、Black Cloud Aging Label #022、Stilblu #100、Legator Ninja N7FX

日々、ギターのお勉強中。