オープンポアとは
オープンポアは、導管の目止めを行わずに仕上げた塗装のこと。杢目がより強調され、表面の凹凸もそのまま残る、木材の質感を感じやすい仕上げ方法。
「ポア(pore)」は、「導管」のことで、「オープン塗装」「目はじき塗装」等とも呼ばれる。完全に目止めをして平滑に仕上げる塗装を「クローズポア」、中間の塗装を「セミオープンポア」と呼ぶ。
島内です。
木目を活かしたオープンポアな仕上げに
メタリックワインレッドの組み合わせ✨
「Kanade SOUND DESIGN KTL-AM 2H - Metallic Wine Red」
ハムバッカーピックアップ搭載で幅広いジャンルで活躍できる一本です!!詳細は下記リンクから↓https://t.co/7PfuTzs88o#RedGuitars #mpcstore pic.twitter.com/FNzK9tm0gS
— Red Guitars (@red_guitars_) January 25, 2021
SCHECTER PS-S-PT-CTM/R Corbon Tint
スポット生産のため生産本数は限定のテレキャスターカスタムが1本限り特別価格。アッシュのオープンポア塗装がカッコイイ!https://t.co/pKrCKPpDlg pic.twitter.com/iMrPS1HJhi— 島村楽器 松本パルコ店 (@shima_ma2mo10) March 31, 2020
SAITO GUITARSでは、アッシュボディのギターは標準でオープンポア仕上げが採用されている。
導管とは
「導管」は、植物が根から吸い上げた水分や養分を全体へと運ぶ管のこと。木材によって導管の太さには違いがあり、ギターによく使われる木材ではアッシュやマホガニーが特に導管が太い。
導管のある部分は、それ以外の部分と比べて凹んでいるため、ギターの表面を滑らかにするためには「ウッドフィーラー」や「との粉」と呼ばれるパテのようなもので導管を埋める下地処理(目止め)を行うことになる。
参考:フリーダムカスタムリサーチのウェブマガジン「Vol.8 名脇役! “ウッド・フィラー” ~目止め編~」
水上です
本日はstilblu製作の様子。
アッシュなどの太い導管に充填する"ウッドフィラー"
木目が透けるシースルー着色の場合、仕上がりカラーのイメージによってこのフィラーの色も変えております!
1枚目がブラウン、2枚目がホワイトです#BlueGuitars #木フェチ#mpcguitars #mpcstore pic.twitter.com/htzXmGKXTZ— (@blue_guitars) November 13, 2020
最近弊社社員(主に坂田)でブームが来ているアッシュにナチュラルカラー以外のカラーフィーラー(所謂黒目止め)
自然が生み出した材木の導管がブラッシュアップされて見た目のインパクト大です!
シースルーカラーもよし、ナチュラルもよし、サンバーストとの相性も良いです。
塗装:坂田 pic.twitter.com/MMbN8Hm1ur
— Red House Guitars (@RedHouseGuitars) May 12, 2020
フィラー作業完了。アッシュの導管部分が白くなっているのが見えますでしょうか? pic.twitter.com/4n6EyyqGGP
— Y.O.S.ギター工房 (@YOSguitars) April 9, 2015
オープンポアの特徴・メリット
- 木の質感を感じられる手触り
- 塗膜が薄く、ナチュラルな鳴り
- 塗料が少ない分軽くなる
オープンポアの最大の特徴は、杢目がより目立つ見た目になることと、凹凸が残り、木の質感をそのまま感じられる手触りになるという点。しかし、見た目や手触りだけでなく塗膜が非常に薄く仕上がることから、木材本来のナチュラルなサウンドを得られるというメリットもある。また、わずかながら塗料が少ないため、その分軽くなる。