Rasmus by Suhrとは
Rasmus(ラスマス)は、アメリカのメーカー『Suhr Guitars』がかつて展開していた廉価版ブランド。ハイエンドギターとして世界中で評価の高いSuhrが、そのサウンドをリーズナブルな価格でユーザーに届けるべく立ち上げられたのがこの『Rasmus』であった。
2010年のNAMMショーで発表された『Rasmus』だったが、日本に輸入されることは少なく、不振だったのかどうか定かではないが、2013年には公式サイトも無くなり、ブランド自体が消滅したようだ。
Rasmusの特徴
製造は中国の工場で行われ、組み込みや最終的な調整は本国で行うことで価格を抑えて販売された。製造こそ中国でコストを削減しているが、ピックアップはSuhr製のもの、各種ハードウェアにはGOTOH製のものが採用されている。
高価格なSuhrに対して、Rasmusは当時定価1,332ドル(日本円にして10万円程度)で発売され、店頭では10万円を切る価格で販売されていた。輸入された日本の店頭では、もう少し高めで販売されていたようだ。
Rasmusが発売していたモデル
Standardシリーズ
Suhrの『Standard』と同じシェイプの『Standard S100』と『Standard S200』。S100はSSH、S200はHHというピックアップ構成。
Yea just bought myself one of these! Always promised myself i would learn! Rasmus S100! pic.twitter.com/1frmcwj76h
— Tom Oswald (@tomforex) April 10, 2013
Modernシリーズ
Suhrの『Modern』と同じシェイプの『Modern M100』と『Modern M200』。M100がHSH、M200がHHというピックアップ構成
ガスリー・ゴーヴァン・シグネイチャーモデル
ギタリスト「ガスリー・ゴーヴァン(Guthrie Govan)」のシグネイチャーモデル。
本家Suhr製のモデルがセットネックであるのに対してこちらはボルトオンとなっているが、ネックとボディはマホガニー、ピックアップもSuhr製など、本家を踏襲したものとなっている。
RASMUS by SUHR Guthrie Govan Signature
販売期間の短かったRASMUSのガスリーゴーバン・モデルです。https://t.co/R1Jd94lOo9https://t.co/iOrytf4Mj0 pic.twitter.com/UYz9zFPGdp— MOJO GUITARS (@mojo_guitars) December 18, 2019
こちらが本家Suhrのシグネイチャーモデル。