前回にヘッドバインディングの溝を掘ったので、今回はバインディング(外セル+カスタムセル3層)を貼っていきます。
カスタムセルは外側から黒、白、黒の3層です。
黒と白の2層でもよかったのですが、ヘッドトップが黒の塗りつぶしなので、はびきしやすいように内側に黒を1層足しています。
↓前回作業

内側のカスタムセルから貼っていきます。
角が多いヘッドなので、角で区切りながら貼っていかなければなりません。
カスタムセルは3層、アセトンで接着します。

カスタムセル同士の端を綺麗にくっつけるために、端を斜めに切り落とします。


外セルはセルボンで接着します。
セルボンを外セルとカスタムセルの間に塗布し、マスキングテープで固定します。

外セルも角で区切りながら貼っていきます。
バインディングの角を斜めに切ってぴったり合うように調整します。

セルボン接着後は一日乾燥させます。
一日置いたら、スクレイパーではみ出たバインディングを削っていきます。
外セルの角が落ちないように、スクレイパーは内側に向けて削ります。

先を半丸になったスクレイパーを使うとヘッドトップを傷つけにくいです。
半丸のスクレイパーは、四角いスクレイパーの刃の部分をグラインダーで削れば簡単に作れます。

カスタムセル同士の間に隙間がある場合は、アセトンで溶かして埋めます。

外セルとヘッドの段差の間に隙間があったので、セルボンでバインディング材を溶かして埋めようと思います。

マスキングテープで保護をして、セルボンで溶かしたバインディング材を隙間に埋めていきます。

乾燥したらデザインナイフやスクレイパーで削って平らにします。

隙間は埋めただけなので少し間が凸凹していますが、パッと見ではバレにくいかなと思います。

指板と境目は溝とバインディング材の接着面積が少なくて剥がれやすいので、木工用瞬間接着剤を流し込んで固めておきます。




















