ギタークラフト

【5作目】角度ありネック材の加工(マホガニー):ギタークラフト学校日誌(229)

エコノミーサンダーでギターのネック材のヘッド角を削る作業

5作目のネック材の加工をしていきます。

↓前回作業

レスポールタイプのギターの製図
【5作目】レスポールタイプギター(アーチトップ)の製図:ギタークラフト学校日誌(228)4作目のギターが完成したので、5作目に取り掛かります。 5作目はレスポールタイプのセットネックでアーチトップのギターを作ります。 ざ...

ネックに使用するのはマホガニー。
角度つきのネックです。
指板材はエボニー。
ギターのネックに使用するマホガニーとエボニー指板

まずはネック材の指板トップ面と基準面をエコノミーサンダーで平面出しします。
こちらは基準面(ネック材の側面)。
ギターのネック材をエコノミーサンダーで平面出し

こちらは指板トップ面。
ギターのネック材をエコノミーサンダーで平面出し

サンダーで削った面にスコヤをあてて平面が出ているか確認します。
ギターのネック材にスコヤをあてて平面になっているか確認しているところ

600mmスケールも使って平面を確認。
ギターのネック材の側面に600mmスケールをあてて平面になっているか確認しているところ

次はヘッド角の罫書きをします。
今回はヘッド角14度で作ります。
手で隠れて見えませんが、プロラクターを14度に設定しています。
ギターのネック材にプロトラクターwをあててヘッド角を罫書きしているところ

もともと角度がついている箇所はまっすぐではないので、ヘッド角の罫書きのスタート位置は、少しエンド側に取ります。
2本の直線はナット幅の罫書きです。
ギターのネック材にヘッド角を罫書き

エコノミーサンダーで罫書きに沿ってヘッド角を調整します。
きっちり14度になりました。
エコノミーサンダーでギターのネック材のヘッド角を削る作業

側面にヘッドの長さを罫描きして、使わない部分を切り落としてしまいます。
た〜だ〜!
ヘッド裏の平面出しの際に、クランプで固定できるだけの余裕を残しておくべきでした、、、
ギターの形状に影響しないのでたいした問題ではないですが、作業効率が変わるので、後でほんのり後悔しました。
バンドソーでギターヘッドの余分な部分を切り落としているところ

側面も粗加工したいので、ナットやヒールの位置を罫書きします。
ギターネック材の側面に罫書き

バンドソーで粗加工します。
少し余裕を持たせて切っています。
バンドソーでギターネック材の側面を粗加工

ABOUT ME
稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中
└ギター製作の経験をほぼ毎日日記で更新
ギタークラフト製作日記

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
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