今日はバフがけをします。
トップコート後にバフをかけることで表面にツヤを出します。
バフはマストではなく、ツヤなしや吹きっぱなしにする場合はバフはしません。
荒バフ→仕上げバフの2段階で行います。
バフをかける順番は、ボディサイド→ボディバック→ボディトップ→ヘッド→ネックの順番です。
今回は2RなのでRはバフがけしませんが、4R以上の場合はボディバックとトップが終わった後にRをバフがけします。
まずは荒バフから。
水に溶かしたコンパウンドをギター本体に塗ります。
バフは荒バフ用の布と仕上げバフ用の布の2種類があります。
荒バフ用の布に当てていきます。
荒バフは、基本的にボディに対して横方向に当てていきます。
ザグリやヘッドの形状によっては横方向に当てるのが難しいときは、縦方向や斜め方向に当ててOKです。
バフがけをする際は、バフの回転に持っていかれないように、しっかりと本体を持って当てます。
バフがけは手前方向(正面から見て下方向)に回転しているので、当て方も要注意です。
サイド等の角がある場所を当てるときは、真ん中〜下側を当てます。
上側を当てると、バフの回転に持っていかれてボディを落としてしまったり、どこかにぶつけてしまうことがあるので注意。
こんな感じで両手でしっかり持ってバフに当てます。
下記の動画でちょっと回転に持ってかれそうになっているので、油断すると落としてしまい、最悪の場合はボディが割れてしまいます。
なので集中力を要する作業です。
荒バフはボディトップも横方向に当てますが、こういう形状のザグリだと横方向では当てにくいので、斜めに当てます。
写真を撮るためにギター本体を片手で持っていますが、ヘッドに手を添えて(当てる面と反対側)、バフを当てます。
ネックは横方向に当てるのが難しいので、斜めにスライドさせながら当てていきます。
次は仕上げバフです。
仕上げバフにはコンパウンドは使いません(絶対使ってはダメです)。
代わりに、スーパーミクロンを刷毛に付け、バフに直接塗ります。
少量でOKで、何度も塗らなくてもいいです。
仕上げバフは縦方向に当てていきます。
ボディサイドもできるだけ縦方向に当てます。
ネックが付いているので、床にヘッドをぶつけないように注意しながらバフがけします。
とりあえずバフは終わりました。
これでようやく組み込みやフレットすり合わせ、ナット加工ができます。
3学期終了まであと4日間。
間に合わ、、、なさそうな予感、、、