今日の講義は、弦の張り方と、チューニング、オクターブチューニングの仕方について。人によって弦の押さえ方や押さえる力によってピッチが変わってくるので、基本的には弾く本人がオクターブチューニングをしたほうがよいそうです。セットアップで人のギターをオクターブチューニングをする場合は、その人に合った調整が必要なので、その人のクセを把握したり見抜いたりといった観察眼も必要になります。オクターブチューニングひとつとっても奥深いですね。
今日はペグの取り付けの続きから。
ペグをビスで取り付けるためのビス穴を開けます。ハンドドリルに2パイのビットを取り付けます。ビス穴は8mmにしたいので、ビットの先端から8mmのところにマスキングテープを貼りつけ、目印にします。
ビスが穴にスムーズに入るように、ビスの先端にロウを塗っておきます。ロウソクにビスをグリグリとおしつけてロウを付けます。ロウをつけるのはほんの少しでOK。
ペグを平行に取り付けるのは意外と難しいです。やり直しがきかないので、平行になっているか確認しながら取り付け。綺麗にできたのではないでしょうか。1弦のペグがわずかに傾いている気がしますが、これくらいなら修正できる範囲内でしょう。
時間が余ったので、ナットの角を丸めていきます。使用する道具は平ヤスリ(小)と#320のサンドペーパー。
ナットが白いのでわかりにくいですが、両端とヘッドストック側の角を丸めました。ナットは弦を張ったときにまた調整するので、ここではだいたいの処理でOK。
今日はここまで。明日は配線をやります。1作目は6月中には完成する予定。たぶん、来週には組み込みまで終わって、だいたい出来上がっていると思います。