ギタークラフト

【8作目:7弦ギター】マルチスケール指板のフレット溝切り:ギタークラフト学校日誌(356)

7弦ギター用のマルチスケール指板の溝をノコギリで切っているところ

前回は指板Rをつける加工をしました。
今回はフレット溝切りをします。

↓前回作業

ジリコテ材で作ったギター用指板に指板Rをつけた状態
【8作目:7弦ギター】指板R加工(400R):ギタークラフト学校日誌(355)前回はネックグリップの荒加工をしました。 今回は指板厚の調整と指板Rの加工をします。 ↓前回作業 https://guit...

今回は指板用にまだ加工されていないジリコテ材を切り出しをし、フレット溝やナット溝を自分で加工したいと思います。
前回作業で指板Rをつけたので、ここからはフレット溝を切る作業です。

フレット溝を切る準備をします。
センターライン、0フレット、指板エンドを罫書き。
ジリコテ材で作ったギター用指

CADでマルチスケールのフレット幅を書いてプリントアウトしたものをスティックのりで指板に貼り付けます。
今回のスケールは7弦側が686mm(27インチ)、1弦側が648mm(25.5インチ)です。
指板幅は5mmほど広い状態でフレット溝切りをします。
ノコギリでフレット溝を切るとフレットの端が広がってしまうので、指板幅の目標値ジャストではなくて余裕のある状態で切っていきます。
ジリコテ材で作ったギター用指板

フレット溝の深さは2.0mmあれば十分ですが、溝を切った後に再度指板すり合わせをする予定なので、少し深めの3.0mmにします。
コンパスを3.0mmの幅にし、指板サイドに罫書きをします。
これが溝の深さのラインです。
ジリコテ材で作ったギター用指板のサイドにフレット溝の深さを罫書き

ノコギリでフレット溝切りをしていきます。
ノコギリの刃から3mmの位置にストッパーを貼ることで深く切りすぎないようにしています。

写真の左側に見えるフレット溝切り用の当て木をクランプで固定し、当て木にノコギリを沿わせて切っていきます。
当て木をフレット溝に対して平行に固定するのがポイントです。
平行に固定していればあとは真っ直ぐに切るだけでいいので。
7弦ギター用のマルチスケール指板の溝をノコギリで切っているところ

下記の動画のように、最初は切れ込みを薄く入れてから切っていくとズレが少ないです。
7弦ギター用のマルチスケール指板の溝をノコギリで切っているところ

そんな感じでプリントの線に沿ってフレット溝を切っていきます。
7弦ギター用のマルチスケール指板の溝をノコギリで切った状態

指板の端で深さ3mmくらいです。
7弦ギター用のマルチスケール指板のフレット溝の深さをスケールで測定

フレット溝にスケールを差し込んで深さを計測してみます。
ほとんどの溝は3mmほどの深さになっていましたが、一部浅い箇所がありました。
1mmは浅いので切り直します。
7弦ギター用のマルチスケール指板のフレット溝の深さをスケールで測定

当て木をしていないので、ノコギリが左右にブレて溝が広がらないように注意して切ります。
7弦ギター用のマルチスケール指板の溝をノコギリで切っているところ

深さ3mmになりました。
7弦ギター用のマルチスケール指板のフレット溝の深さをスケールで測定

フレット溝掃除用のノコギリで溝の中の木くずを取り除きます。
7弦ギター用のマルチスケール指板のフレット溝のゴミをノコギリで取り除いているところ

R付きのすり板で指板の表面を軽く磨きます。
7弦ギター用のマルチスケール指板をR付きのすり板で磨いているところ

これでフレット溝切りは完了です。
フレット溝を切り終わった7弦ギター用のマルチスケール指板

ABOUT ME
監修・執筆:ケンタトニック(稲垣健太)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者
株式会社ケタケタの代表取締役

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
関西外国語大学外国語で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA大阪)に入学し、ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を学ぶ
2026年3月 ESP GCA大阪校 マスタークラス課程を修了・卒業
ギタークラフト製作日記
YouTubeでも投稿中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。
[2026年4月〜]ESP GCA大阪校のアシスタント講師として勤務
ギター製作の基礎から高度なリペア技術までを直接指導
ギタークラフトの知見を活かし、単なるユーザー目線ではない、技術者目線での教室選びを提案しています。


■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中


■愛器
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
J.W.BLACK Guitars JWB JP-T THINLINE
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst
Rittenhouse Guitars J-Master Sharwood Green Metallic
K.nyui Custom Guitar KNTE Mercedes Blue Metalic
Taylor 614ce-N(ナイロン弦バージョン)
CAT'S EYES CE-1200CF
所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder
ギタークラフトアカデミー第4作目:
Focus Point
ギタークラフトアカデミー第5作目:
Uroboros LP ギタークラフトアカデミー第6作目:
PB-5S

■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

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■著書
基本だけで終わりたくない人のギターコードブック: 4つのコードで対応力をつける

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