前回はナットのせっちゃくをしました。
今回はボディの生地調整をします。
↓前回作業

ガラスを埋め込んで上からレジンで固めた部分も#150で磨きます。

レジンの端が浮いてきてしまったので、瞬間接着剤を流し込んではがれないようにします。
デザインナイフで軽く隙間を作り、その間に瞬間接着剤を流し込みます。
デザインナイフでの浮かしが中途半端だったので、瞬間接着剤が奥まで流れ込まず、空気が残ってしまいました。
これはもうこのままでいくしかありません。
ボディのRは6R。
Rをボディ全体で均等の形にするのは難しい。
#150の生地調整が終わったところで、弦の裏通し穴をあけておきます。
センターを出してブリッジの位置を正確に出します。
今回使うブリッジはGOTOHの404SJ-5。
弦の裏通しにも対応しているタイプです。
ブリッジ下にガラスが15cmほど潜り込みます。
ブリッジの裏通し穴はボディトップから開けますが、完全には貫通させません。
理由として、ボディバックに埋め込む弦止めブッシュは裏通し穴より大きいため、貫通させてしまうと穴の中心が取りにくいからです。
ビットの先端が少しボディバックから飛び出す位置に設定しておくと、ボディバックに小さい穴が開くので、弦止めブッシュ用の穴を開けるときに中心を取りやすくなります。
言葉だけだと伝わりにくいと思うので、画像でご覧ください。
ボール盤にΦ5.5のビットをセット。
ビットの径はブリッジの裏通し用の穴に径に合わせます。
ビットの先端がボディバックからわずかに出る位置に深さを設定します。
ボディバックを見るとΦ4.5の径では貫通しておらず、ビットの先端が少し出た状態になっています。
これなら穴の中心を取りやすいので、Φ4.5より大きい径の穴を開けるのが楽になります。
一旦、この状態で#240以降の生地調整の続きをやって、そのまま塗装まで終わらせます。
弦止めブッシュの穴は塗装し終わってから開けます。
裏通し穴の位置はぴったりです。
もうひとつの穴はビス止め用です。