前回は塗装後のマスキング剥がしをしました。
今回はフレットエッジの丸め加工をします。
↓前回作業

【5作目】塗装後のマスキング剥がし:ギタークラフト学校日誌(265)前回で塗装が終わったので、塗装の保護のために貼っていたマスキングを剥がします。
↓前回作業
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↓フレットエッジの丸め加工の手順

【4作目】フレットエッジ丸め加工:ギタークラフト学校日誌(218) フレットすり合わせが終わったので、今日はフレットエッジ丸め加工をします。
↓前回作業
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精密ヤスリを使ってフレットエッジの丸めていきます。
加工時に指板が傷つかないように、精密ヤスリの片面のギザギザをあらかじめ取ってあります。
前回は指板にマスキングをした状態で丸め加工をしましたが、マスキングをしているとフレットエッジの根本にヤスリがあたらないので、今回はマスキングなしでやります。
外側から内側に向かって精密ヤスリを指板と平行に近づけるような角度をつけて削ります。
ヤスリを倒しすぎるとフレットエッジの山が内側に入ってしまうので、縦の角度はつけすぎないように注意。

ジョイント付近はヤスリでボディに傷がつかないようにマスキングしています。
写真ではわかりづらいですが、フレットエッジの角を丸めました。
次はフレットすり合わせをします。
今回はトップラッカーなので、マスキングを剥がすときに塗装が剥がれないように、横方向にマスキングをしておきます。
すり板に#320のペーパーを貼ってフレット上面をすり合わせします。
フレット上面の傷をなくしつつ、高さの偏りをなくしていきます。
フレット打ちの際に玄能でフレット上面に傷が多くついていたり、深い傷がついていたりすると、フレットすり合わせの時に困ります。
傷が深いとすり合わせでフレットがどんどん低くなりますし、すり合わせにかかる時間も増えてしまいます。
すり板での上面すり合わせができたら、フレットファイルで角を落とします。
フレットファイルで角を取ったら、パッドにペーパーを貼って表面を整えます。
#320→#600→#800→#1000→#1200の順で番手を上げて傷を細かくしていきます。