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リプライズ(Reprise)とは
- 「リプライズ(Reprise)」はフランス語を語源とする言葉で、「反復」や「繰り返し」、「再現部」を意味する。
日本語では「リプライズ」と表記されるが、本来の発音は「ripríːz(リプリーズ)」となる。
- 音楽において「リプライズ(Reprise)」には以下の3つの意味がある。
リプライズ(Reprise)
- ①冒頭で演奏したフレーズやテーマを後で繰り返すこと。
- ②ベースとなっている曲とメロディやタイトルが同じだが、アレンジした別バージョンの曲のこと。同じアルバムに収録されることが多い。
※タイトルが異なる場合もある。 - ③ミュージカルや映画音楽において、以前に出てきた曲を別の場面に使ったり、他の登場人物や場面に合わせて歌詞を変えたり曲調を変えたりして、繰り返して使うことを指す。
アルバム曲におけるリプライズ(Reprise)の例
OASIS『All Around the World(Reprise)』
1997年のアルバム『Be Here Now』収録曲。同アルバム収録の同名曲『All Around the World』をアレンジした楽曲。元の曲はボーカルありの9分20秒の長尺の曲だが、Repriseバージョンでは原曲のアウトロ部分をオーケーストラでアレンジしたインスト曲で、2分9秒と短い曲になっている。
原曲の『All Around The World』
Repriseバージョンの『All Around The World(Reprise)』
安藤裕子『のうぜんかつら(リプライズ)』
2006年のアルバム『Merry Andrew』収録曲。同アルバム収録の同名曲『のうぜんかつら』をアレンジした楽曲。原曲はバンド演奏だが、リプライズではピアノ伴奏のみにアレンジされている。
※『のうぜんかつら』という曲は、安藤裕子の祖母が亡くなった夫に宛てて書いた散文詩が元になっている。詳しい由来はこちらの記事→『のうぜんかつら』の由来・意味
原曲の『のうぜんかつら』
リプライズの『のうぜんかつら(リプライズ)』