Ray Ross(レイ・ロス)ブリッジとは
Ray Rossブリッジは、世界初のサドルレス構造を持つベースブリッジ・ブランド。フロイドローズを製造しているアメリカのAP INTERNATIONALが2019年のNAMMで発表。日本国内ではディバイザーが取り扱い、同社のブランドであるMomoseやBacchusからはRay Rossブリッジを搭載した特別モデルも発売されている。
ディバイザーでは、ゴールド、ブラック、クローム、ブラスの4種類が4弦用と5弦用でそれぞれ取り扱いされている。
Ray Rossブリッジの特徴
- サスティーンの向上
- ハッキリとした低音
- 緩めのテンション感
サドルレス構造の最大のポイントとなるのは、ポールエンドからナットまでが真っ直ぐな一本の線になるという点。通常のブリッジではサドルからポールエンドに向かって角度が付くが、開発者のアーロン・ロスはこれを音質に悪影響を与える「ゆがみ」と捉え、サドルを廃したRay Rossブリッジを開発。
弦の振動を余すことなくボディへと伝達することにより、サスティーンの向上やハッキリとした低音の響きを実現している。
また、弦に角度が付いていないことから、テンションは通常のブリッジと比べると緩めとなる。
開発者のアーロン・ロス
調整方法
Ray Rossブリッジの調整にはレンチを使用。ブリッジ後方のリングを回してオクターブ調整、弦を通すトーンピンの下部にあるリングを回して弦高調整を行える。
Ray Ross搭載モデル
ディバイザーのブランドBacchusやMomoseから、RayRossブリッジを搭載した特別仕様のモデルが発売されている。
ディバイザー大商談会2021選定品 Vol.1
MOMOSE / MJ24MV-Premium/ALD FL佐脇です。
RayRossブリッジを採用したクリアトーンが魅力の本器。フレットレスベースに求められる、音楽的なサステインとハーモニクスを出力します。https://t.co/RKGYUEoG9q#MOMOSE #BlueGuitars #mpcstore pic.twitter.com/3xbB1Ncg6v— (@blue_guitars) May 30, 2021
通常モデルと搭載モデルの弾き比べ動画